キューブ3にネイキッドそしてツイン……売れなくても今見たらキラリと光っていた中身の凄いクルマ5選

キューブ3にネイキッドそしてツイン……売れなくても今見たらキラリと光っていた中身の凄いクルマ5選

 発売中はあまり評価されず、売れなかったけれど、中身はなかなか魅力的だったクルマを取り上げる。日産キューブキュービック、ダイハツネイキッド、いすゞビークロス、スズキツイン、グレイスを取り上げ、今いくら売っているのか、中古車相場を含め解説していこう。

文/ベストカーWeb編集部、写真/日産、ホンダ、スズキ、ダイハツ

■こんな5ナンバーセダンなかなかない! ホンダグレイス 2014年2月~2020年7月

日本仕様は1.5LアトキンソンサイクルDOHC i-VTECエンジンに高出力モーターを内蔵した7速DCTにリチウムイオンバッテリー内蔵のIPUを組み合わせたSPORT HYBRID i-DCDユニットを搭載
日本仕様は1.5LアトキンソンサイクルDOHC i-VTECエンジンに高出力モーターを内蔵した7速DCTにリチウムイオンバッテリー内蔵のIPUを組み合わせたSPORT HYBRID i-DCDユニットを搭載

 新車販売中は売れゆきさっぱりだったけれど、改めて見るといいクルマだったんじゃないかと思うクルマを取り上げていくが、最近ではホンダの地味セダン、グレイスの生産終了がもったいないとつくづく感じる。

 5ナンバーサイズのセダンでありながらアッパーミドルクラス並みの居住性を誇り、JC08燃費は34.4㎞/L(1.5Lハイブリッド)という低燃費さ。

 グレイスは、アジア・オセアニア向けに販売されていた4代目シティの日本向けバージョン。最終型のボディサイズは、全長4450×全幅1695×全高1475mmと5ナンバーサイズに収まる。

 プラットフォームは先代フィットと共通で空間効率が優れ、センタータンクレイアウトを採用するため、トランク容量も430Lと広大。

グレイスのインテリア。内装。5ナンバーサイズながら、キャビン・ラゲッジスペースとミドルクラス以上の広さを誇った
グレイスのインテリア。内装。5ナンバーサイズながら、キャビン・ラゲッジスペースとミドルクラス以上の広さを誇った

 室内空間の広さも特筆すべきで、特に後席は後席に座る乗員の膝先空間は握りコブシ2つ半と余裕があった。着座位置が高めで頭上は少し窮屈だったが、足元に余裕があるので、大人4名が乗車して長距離を快適に移動できる。

 最小回転半径も5.1~5.3mに収まり、小回りの利きも良好だ。コンパクトなボディで運転しやすく、なおかつ居住性と積載性の高い優秀なセダンだったのに、販売終了はもったいない。

 現在、グレイスの中古車相場は、大手中古車検索サイトでは2019~2020年式で走行距離が少なく程度のいいもので、総支払総額約100万~245万円。

 新車価格は175万~264万円だったから、新車価格より下がっているとはいえ、値落ちがあまり進んでいないことがわかる。

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