1998年の長野オリンピック、スピードスケートで金メダルを獲得した清水宏保さん。実はレースにも挑戦をしているほどのクルマ好き。
現在は医療と福祉、そしてスポーツを融合させた介護施設を北海道・札幌で運営する。
クルマを通じて健康も広めたい!! ということで、今回の試乗車はアルピーヌA110。マッシブはボディから清水さんは健康維持のためのスクワットを伝授してくれるようです。
現役時代は170kgのウェイトを課してスクワットをしていた清水さん。これを読めば健康で楽しいカーライフ間違いなし??
文:清水宏保/写真:池之平昌信
ベストカー2019年6月10日号
■アルピーヌA110はアスリートを連想させる??
今回は見るからにアスリートを連想させるアルピーヌA110の試乗です。最近SUVが流行りですが小っちゃくて筋肉質なクルマは新鮮です。
A110に乗り込んでスターターボタンを押してもエンジンがかからない。助手席側のインパネ中央部にキーを挿入することが必要だ。とてもユニークだが、スポーツカーはほかのクルマとは違う始動方法があってもいい。
室内にはマットカーボンが使われています。現役時代に履いていたスケートシューズはドライカーボンでした。
スケートシューズは軽さと剛性感が重要です。足の型を取る完全なワンオフですが、カーボンならフィット感バツグンで素足のような感覚で滑ることができます。
またコーナーでは60km/hくらいのスピードが出ていますが、0.9mmほどのブレードのただ1点が支えています。
そこにもの凄い力がかかっているわけですから、剛性がないと支えきれなくていいタイムが出ないんです。その点はスポーツカーとよく似ていますね。
試乗してみると、加速もコーナリングも、ブレーキングもどれもキビキビしているのに驚かされます。
やはり1110kgという軽いボディがすべてにいい影響を与えているようです。ボディの96%までがアルミというから凄いですね。ぶつけたらどうしよう!? と思ってしまいます。
1.8Lターボエンジンはトルクがあって乗りやすく、特にSPORTモードにした時のサウンドは楽しいですね。
ターボチャージャーの吸気音とブローオフバルブの音がまじり、スポーツカーを走らせている気にさせてくれます。
人気が高くすぐには手に入らないということですが、持っていれば、きっと20年後、30年後に自慢できるクルマだと思います。
■スクワットで健康な下半身を維持していくために
A110がまさしくアスリートだったため、今回の手軽な運動はスクワットを紹介しましょう。
スクワットと聞いて「きついな!」と思われるかも知れませんが、手軽に筋肉を鍛え、ダイエット効果も期待できます。
スケートは瞬発力とともに筋力がとても大事ですからよくスクワットをしました。現役時代は170kgを上げながら10回5セットが日課で、最高は270kgを上げたこともあります。
大事なのは次の2点。
(1)目線を斜め上45度に向けることと
(2)膝が爪先よりも前に出ないこと
膝が前に出過ぎると痛めることもあるので注意してください。まずはゆっくりと自分のペースで行ってください。
慣れたら1日10回を目指しましょう。1カ月続けられれば、下半身が強化されアルピーヌのようなボディになるかも!?
【アルピーヌ A110ピュア主要諸元】
全長×全幅×全高=4205×1800×1250mm
ホイールベース=2420mm
車重=1110kg
エンジン=1.8L 直4ターボ
トランスミッション=7DCT
タイヤ=205/40ZR18(F) 235/40R18(R)
価格=790万円~
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