コーティングの耐久性は?
最近はクルマにコーティングを施す人も増えてきてます。ディーラーでも取り扱っていることが多く、新車の納車時からコーティングが施されたクルマとなっているパターンもたくさんあります。
コーティングにはさまざまな種類があって、その耐久性もメンテナンスの方法も異なります。基本的にはメンテナンス方法を指定されるはずなので、それに従ってメンテナンスしていくことになります。
とはいえ、クルマをどのように保管しているか? どのように使っているか? ということでもコーティングの劣化度は変わってきます。コーティングがどのくらい劣化しているか? は効果の現れ方で確認するのが一番いいでしょう。
コーティングは大きく分けて、はっ水系と親水系の2種類があります。はっ水系は水を弾くタイプなので水が掛かると水玉ができます。逆に親水系は水が弾かないタイプなので水が掛かると均一に広がっていきます。
どちらがいいか? は議論の分かれるところなのでここでは触れませんが、その効果が落ちてきたら再コーティングになるでしょう。
心配な人はコーティング初期の状態を動画などで撮影しておくといいでしょう。なんでもそうなのですが、劣化というのは徐々に起きるので、初期状態と客観的に比較するのは難しいのです。
タイヤの乗り心地などは客観的に記録しておくことが難しいですが、コーティングの状態は動画で客観的に記録しやすいはずです。
ただコーティングを継続するのか? それともやめてしまうのか? はオーナーの気持ち次第です。はっ水や親水の効果が落ちてきたら、そこから普通の洗車に切り替えるのもひとつの手段です。
また、今までは業者に依頼していたコーティングを自分でやるようにするというのも選択肢として存在します。どこでコーティングをやるのか? は本人の考え次第でしょう。それなりに費用も掛かりますし、費用を掛けただけにその効果を維持したいという気持ちは大きいはずです。
ただ、そのことが重圧に感じられる時期が訪れることもあります(もちろん何も感じないこともあります)ので、そうしたときは、コーティングとさよならするタイミングかも知れません。
洗車後の拭き取り方法は何がいい?
プロの洗車技術は素晴らしいものです。手際よく仕上げていくその様は、まるで芸術のようでもあります。プロの洗車がキレイに仕上がるのはこの手際のよさにもあります。なによりも洗車後の拭き取りの素早さは素晴らしいものです。
洗車後に水分をしっかりと素早く拭き取ることで、水垢のシミなどの発生も抑えることができますし、空気中の汚れの再付着を抑えることもできます。
洗車後にどうやって水を除去していくかにはさまざまな方法があります。コーティングをしっかりしているなら、人工セーム革や吸水力の高いスポンジなどで吸い取るようにしていけばいいでしょう。
人工セーム革は折りたたんで使うよりも、広げた状態でボディの上を引っ張るようにしてあげると効率よく水分を拭き取ることができます。プロはすき間の水分をエアコンプレッサーで吹き飛ばしていますが、一般人はあまりエアコンプレッサーを持っていません。
そうした時は人工セーム革をすき間に滑り込ませてゆっくりと動かすと、水分を拭き取ることができます。人工セーム革は乾いた状態だとごわごわで使いづらいので、必ず濡らして柔らかくしてから使うようにしましょう。
コーティングなどが施されていない場合は、まず最初に水切りワイパーで水分をはぎ取ってしまうといいでしょう。ザックリと水分を落としてから人工セーム革などを使うと作業性が上がります。
ただ、水切りワイパーを使うときは、優しく作業することをオススメします。とくに水洗いだけのときは、固い汚れがボディ表面などに残っていると、それを引きずってしまうことがあるからです。
洗剤を使ってひと通り洗ったあとならそうした心配はかなり減りますが、それでも慎重に作業したほうがいいでしょう。当たり前のことですが、作業はルーフから順番に低い部分に向かって行っていきます。
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