【RAV4、シビックら日本に復帰した4台の精鋭】何が人気の明暗を分けたのか

ホンダCR-V

価格帯:323万280~436万1040円
日本での販売をやめた時期:2016年
日本で販売を復活した時期:2018年8月
2019年1~6月販売台数:9590台
2019年月販平均販売台数:1598台

 1995年に発売された初代CR-Vは、視界が優れ、車内の広いシティ派SUVで好調に売れた。しかし2代目以降はフルモデルチェンジの度にボディを拡大して、3代目は全幅が1800mmを超えた。4代目は個性が乏しいこともあり、売れ行きが落ち込んで2016年に国内販売を終えた。

 それが2018年に復活している。ボディは従来と同じく大柄だが、エンジンは1.5Lターボと2Lのハイブリッドで、ターボには3列シート仕様も用意する。開発者は復活の理由を以下のように述べた。

1995年にデビューした初代CR-Vはシンプルでボクシーなエクステリアが受け大ヒット。RAV4とともに老若男女から支持された

「ヴェゼルが(2013年の末に)登場して好調に売れ、CR-Vは国内販売を終えた。しかし昨今はSUVがブームになり、オデッセイやアコードからSUVへの乗り替えを希望するお客様も増えた。その時にヴェゼルではボディが小さいから、人気の高い7人乗りやハイブリッドも含めてCR-Vを復活させた」という。

 RAV4からCR-Vまで、一度日本を見捨てながら戻ってきたのだから、今後はさらに改良と販売に力を入れてほしい。仮にもう一度、国内販売を終えたとすれば、復活は永久に望めない。

2代目以降モデルを経るたびに大型化されてきたCR-V。現行モデルは走りの質感が高く高級感もあるためそれが販売の好調につながっている

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