昨今の日本車はモータースポーツのイメージが強いクルマの代表であるスバルWRX STIですら、RAやスペックCといったモータースポーツ参戦ベース車が設定されないというご時世である。
これはベースとなるクルマ自体がよくなった、モータースポーツのレギュレーションで改造できる範囲が広くなり公認されたパーツなら装着できるようになったとこともあり、必要性が薄れたという事情もある。
しかし15年ほど前までは「モータースポーツ参戦のために市販状態でやっておく必要があるモディファイ」というのも少なくなかったため、そういった仕様で販売されるコンペティションカーというのもあり、クルマ好きはその手のクルマにある種の憧れを持ったものだった。
当記事では現実的な価格で買えるクルマにもチラホラ設定されていた「闘いうために生まれた小さなクルマ」を振り返る。
文:永田恵一/写真:NISSAN、SUZUKI、DAIHATSU
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