クルマのデザインを見る時、フロント、リアのどちらを重要視しますか? フロントデザインはいい感じだったのに、リアを見ると、おとなしい、ダサいといった残念な気持ちが残るクルマも多いですよね。
でも、ここのところ、流麗なリアビューにこだわったモデルが増えてきています。なかにはフロントのデザインよりも、リアのデザインがいいので、リアのデザインだけで欲しくなるクルマもあります。
そこで、後ろ姿が美しい、「バックシャン」なクルマはないか、国産車のなかから探してみました。ちなみにバックシャンは、英語で背中を表す「バック」と、ドイツ語で美しいという意味「シャン」を合わせてできた言葉ですが、後姿が美しい女性という意味でも使われています。
さて、どんなバックシャンなクルマがあるのでしょうか?
文/清水草一
写真/ベストカーWEB編集部
【画像ギャラリー】顔よりも後ろ姿がそそられるバックシャンなクルマたち
後ろから抱きつきたくなるバックシャンなクルマ
「ふるいつきたくなるような」という言い回しがあるが、これは正確にはどういう意味なのか?
辞書を引いてみると、「ふるいつきたくなる」というのは、「思わず抱きつきたくなる」という意味でした~!
あるいは、「そのものに対する欲望が抑えきれないさま」なんだそうだ。そう聞いただけで、ちょっとコーフンしてきませんか?
男性の立場として「抱き付く」というのは、前からというより後ろから、というイメージがある(いきなりやると犯罪です)。
つまり、「ふるいつきたくなるようなクルマ」と言ったら、後ろ姿が美しい、いわゆるバックシャンのクルマってことになるだろう。
もちろん現行国産車にも、バックシャンのクルマは少なくない。今回は私の独断により、そのなかから7台を選出してみました。
1位/マツダロードスター
現行モデルとしては世界の頂点レベルに君臨する美しいクルマだが、前よりも後ろ姿のほうがより美しい。
ロードスターの顔は、ヘッドライト内側の切れ込みが少しだけわざとらしい印象があったりするが、後ろ姿にはまったく欠点がない。
キュッと軽く跳ね上がりつつ、これまたキュッと左右に強く引き締まったテールは、フェラーリ328と同種のふるいつきたくなる感覚満点だ。
スポーツカーの場合はたいてい、顔よりもお尻のほうが重要ですよね。顔はバックミラーでした見られないけど、お尻はナマでマジマジと見られるので!
メタルトップのRFも、リアピラーのラインがかなりセクシーです。
コメント
コメントの使い方