2位/ホンダS660
お尻がセクシーなスポーツカーというのは、「張り」と「しぼり」のバランスが絶妙だが、S660もその例外ではない。
S660は、顔も決して悪くないが、まあ無難にカッコいいという程度。対するお尻は、こんなに狭い全幅でよくぞここまでセクシーに仕上げたと絶賛するしかない。
後輪が大地を踏ん張りつつ、お尻がキュッと持ち上がってキュッと引き締まり、その上にはふたつのパワーバルジ的な盛り上がりがズドーンと貫通していて、見るたびにニヤリとしてしまう。
このサイズでこれほどセクシーなお尻を実現したデザイナーに最敬礼したい。
3位/ホンダシビックタイプR
「いまどき時代遅れすぎる!」と、一部で激しくこき下ろされているシビックタイプRのデザインだが、私は心のどこかに、ああいう古典的に満艦飾なデザインへの憧れがあり、つい目が釘付けになってしまう。
ただし、大きなリアウイングだけでは、ここまでそそられることはない。シビックタイプRは、同じくデカいリアウイングを持つランエボやインプWRXのお尻とは、決定的に違う部分がある。
シビックの場合、ハッチバックということもあって、プロポーション的にテールがしっかり絞り込まれているのだ。
ジェット機の噴射口みたいなもんですね。そのうえで「穴だらけ」「羽根だらけ」なので、噴射感と疾走感が非常に大きくなっている。
4位/スバルXV
インプレッサスポーツをベースにしたSUVだけに、派手さはまったくないが、後ろ姿が実にイイ。
インプレッサスポーツも、悪くないバランスを持つハッチバックの佳作だが、これがXVになると、印象がかなり大きく変わる。
その理由は、ぐっと高められた車高にある。最低地上高を高くしたことで、形状は同じまま、お尻の位置が高くなり、それだけでキュッと持ち上がりつつ引き締まったように見えるのだ。
加えて、両サイドに追加されたアンダーガードなどの装備が、XVのお尻に力強さを与えている。これらの効果で、控えめながら意外なほどセクシーなお尻が完成しているのです。
5位/マツダCX-3
方向としてはXVと同じで、車高アップによってお尻のヒップアップ感と引き締まり感が増している。
CX-3の場合、サイドのウエストラインのうねりも女性のカラダを思わせるが、それがそのままお尻につながることで、いい感じのバックシャンに仕上がっている。
6位/トヨタC-HR
デザイン優先のSUVだけに、リアはしっかり絞り込まれていて、かなりセクシーなお尻ではないでしょうか!
リアをこれだけ絞り込むと、当然スペース性にはしわ寄せが行く。その点はCX-3も同じ。セクシーなお尻はそれなりの犠牲を払わないと得られないのです。
7位/ホンダジェイド
極度の販売不振で存在感ほとんどゼロのジェイドだが、スピード感のあるフォルムはかなりカッコいい。特にテールにはミニバン(?)とは思えないセクシーさがある。
理由は、これまでの6台とまったく同様、キュッと引き締まったお尻にある。おかげでジェイドの3列目シートは非常に狭くなっちゃったけど、だからこそジェイドはミニバンの中では断然バックシャンなのだ!
普通の箱型ミニバンの場合、どう頑張っても「後ろ姿にそそられる」ってなカタチにすることは不可能。だからミニバンは顔が命になり、オラオラ顔にするしかないのでしょう。その点ジェイドは、プロポーションからして普通のミニバンとはまったく別物でカッコイイのです! 売れないけど。
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