日産フォーミュラEチームがベルリンE-Prixで、オリバー・ローランド選手のドライバーズタイトル獲得を発表した。苦境を乗り越えたチームとローランドの快進撃、その裏側を徹底解説する。日産の次なる挑戦、そしてフォーミュラEの奥深い魅力を知るきっかけにしてほしい!
文:ベストカーWeb編集部/写真:日産
苦境からの大逆転! ローランドが世界を制したワケ
ABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン11(2024/25)で、日産フォーミュラEチームがついに世界の頂点をつかんだ。
7月14日に開催されたベルリンE-Prix第14戦で、オリバー・ローランド選手が見事ドライバーズランキングのシリーズチャンピオンを確定。2レースを残しての戴冠というのだから大したものだ。
今回のポイントは、単なる勝利にとどまらず「チームの粘り強さと新体制の成果」が証明された点にある。ベルリン戦では2位に入ったが、予選からの追い上げやエネルギーマネジメントの巧さで着実にポイントを積み重ね、最終的にはライバルとの差を59点まで広げてのタイトル獲得だ。
ガレージ前での祝勝シーンではチーム全員が一丸となって喜びを分かち合い、まさに“人とクルマ”の力を結集した勝利と言える。
若手ドライバー×日産の電動技術が生んだ相乗効果
注目すべきはオリバー・ローランド選手のコメントだ。
「チーム復帰後、日産は私が最高のパフォーマンスを発揮できる環境を用意してくれた」と話しており、信頼とサポート体制の強さこそが今回の快進撃を生んだカギと言えそうだ。
さらに、レース中のエネルギーマネジメントやアタックモードでの戦略が光り、EV技術で世界をリードする日産のテクノロジーがフォーミュラEでも大きな武器になっている。
セッテ・カマラ選手も初レースで全力を尽くし、チームにとって貴重なサポート役を果たしたのも見逃せないポイントだ。これでチームの総合力がさらに盤石になったと言える。
いざロンドンへ! 最終戦で見せる集大成に注目
シーズン11の最終戦は7月25日(金)~27日(日)にロンドンのエクセルサーキットで開催予定だ。ホームレースということもあり、チーム部門やメーカー部門での逆転タイトルも十分に狙える位置につけている。
読者諸氏も、EV技術の進化とモータースポーツの面白さがギュッと詰まったフォーミュラEをぜひ注目してほしい。
これからも日産が掲げる「人とクルマの未来」を支える技術革新に期待したい!









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