性能面では解決すべき「課題」も多い
しかし、パフォーマンス開発にはまだ解決しなければならない問題が山積みだ。バリアブルインレット(可変吸気システム)、ターボユニット容量、副燃焼室、蓄電・出力制御……等々はホンダの責任下で、空力、車体の運動性能制御、ギアボックス、タイヤマネージメント……等々はトロロッソの担当だ。
さらに、ドライバーも合計4回の大小接触とアクシデント。折角のレースを台無しにしてしまう。開幕3戦の完走は重要でアクシデントは大敵、それもチームメイト同士は言語道断、猛省が必要だ。本格的に戦うのはシーズン中盤からなのだから。
ドライバーもマシンもホンダのパワーユニットも、ポテンシャルの高さはバーレーンが証明して見せた。
しかし、これはあくまでも潜在的な能力。現実的には開幕戦と上海での結果が現在のトロロッソの立ち位置だ。
この現状を確実に理解して、他チームとではなく、データの集積と「STR13ホンダ」というマシンの理解を徹底的に深めるレースを展開すれば、近い将来トロロッソ・ホンダへの注目度は確実に高くなるはずである。
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スペイン、そしてモナコGPと続くF1欧州ラウンドの緒戦、第4戦アゼルバイジャンGPは、今日この後予選が行われ、明日4月29日に決勝を迎える。トロロッソ・ホンダのレース「内容」に注目だ。
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