2021年7月31日(土)~ 8月1日(日)、コロナ禍拡大の影響で2回延期された「全日本ダートトライアル選手権北海道ラウンド」が、マスク消毒等対策を施して3度目の正直で無事開催された。
本稿では世界を覆う感染症の下でも草の根モータースポーツ普及に努めるその姿勢に敬意を表し、(両選手のご好意により)車体に大きく「ベストカー」と貼って参戦してくださった、秋間忠之選手と小出久美子選手(KUMI-VICIC)の活躍をお届けします。
文/ベストカーWeb編集部、金野英樹
写真/金野英樹、東山哲也、KUMI-VICIC
■トラブルがあっても楽しいのがダートラの醍醐味
2021年7月31日、最高気温37℃猛暑のなか、北海道砂川市にある「モータースポーツランド砂川」にて、全日本ダートトライアル選手権、北海道ラウンドの公開練習が始まりました。総参加台数はじつに108台。
小出久美子選手は「JD3クラス」にてゼッケンNo76、栗林ケノール横町Wシビックで参戦。秋間忠之(アキマただゆき)選手は「JD2クラス」にてNo84ウルト栗林ケノールランサー(ランエボ)にて参戦しました。
パドックでマシンのメンテとウォーミングアップを終えスタート待ちの列へ。「Heat1」(第一走)を終えた小出選手がコースの状況を伝えにダッシュでアキマ選手と打ち合わせ。打ち合わせを終え、秋間選手がスタート。
左の第1コーナーまでは全開、その後、下段のくねくねしたテクニカルから再び上段のコースに! 快調に走ってるエンジン音が響きます。上段に上がってきて、左コーナーで尋常じゃないほどの砂煙が上がり、一瞬エンジン音も聞こえず。チョッとヒヤッとしましたが無事ゴール。アキマ選手のHeat1は3位と、順調なすべり出しでした。
続いて1日目「Heat2」。スタート直前で、秋間選手のマシンのシーケンシャルのモニターが突然故障、何速に入ってるか判らない状態で走り、4.5秒落ちで公開練習では6位。パドッククローズまで配線やコネクター等を調べたが、ハッキリした原因は掴めず。…と、あれこれいじっていると、何故かモニターが復帰。その他は順調で、タイヤも新品に組み換えて明日の決勝に備えました。
JD3クラスの小出選手は、一流の男性ドライバーと混合の中、トップとの差は5秒で8位につけて決勝に臨みました。
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