F1撤退のツケが回った? ホンダPUを載せるチームがない
これでホンダはレッドブルとの関係継続への希望が消滅してしまった。ホンダは26年以降も問題なくトップコンテンダーのPUを製造出来るはずだが、そのPUを搭載する有力チームがなくなってしまった。メルセデス、フェラーリ、ルノー、そしてアウディが26年以降に名乗りを上げ、既に出場が決まっている。残りのウィリアムズ、マクラーレンそしてアストン・マーチンを考えてみると、ウィリアムズはメルセデスとの関係がより緊密となっており、マクラーレンにはホンダ側のしこりが残っている。またアストン・マーチンは関わりがあったとしてもアロンソの契約終了後と言うことになりそうでここも怪しい。
アンドレッティー・ホンダはあるのかないのか?
新興チームとして登録されればアンドレッティ・レーシングというのもあるが、キャデラックとの参加が発表されていて難しいだろう。しかし、キャデラックGMはF1エンジンの経験もなく、ルノーエンジンにキャデラックバッジと言う話もあった。ならばキャデラックバッジでホンダもありではないか?
実際GMとホンダはかなり密で技術提携を行っている。勢力のあるアメリカホンダとHPD(ホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント)が関われば……? これはアメリカンスピリットをくすぐるのでは……。
ホンダファンに“国破れて山河あり”の心情だけは抱かせて貰いたくないが……。
【画像ギャラリー】続々と発表される2023F1シーズンの車達(3枚)画像ギャラリー津川哲夫
1949年生まれ、東京都出身。1976年に日本初開催となった富士スピードウェイでのF1を観戦。そして、F1メカニックを志し、単身渡英。
1978年にはサーティスのメカニックとなり、以後数々のチームを渡り歩いた。ベネトン在籍時代の1990年をもってF1メカニックを引退。日本人F1メカニックのパイオニアとして道を切り開いた。
F1メカニック引退後は、F1ジャーナリストに転身。各種メディアを通じてF1の魅力を発信している。ブログ「哲じいの車輪くらぶ」、 YouTubeチャンネル「津川哲夫のF1グランプリボーイズ」などがある。
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