歴史的瞬間に立ち会えるかも!! 全長約2.5kmなのにコーナーは20も!! 東京初開催のフォーミュラE波乱の予感!?

ユニークな独自の予選システム

 F1は20人のドライバーが全車走行してQ1、Q2でそれぞれ5台が脱落し、Q3に残った10台がタイム順に予選順位が決まる方式だ。

 それに対してフォーミュラEは、22人が11人ずつA、Bの2グループに分かれて12分間でラップライムを競う。A、Bそれぞれの組の上位4台がデュエルステージと呼ばれるトーナメントで準々決勝、準決勝が行われ、それを勝ち抜いた各組のトップが決勝デュエルで雌雄を決す。モーターパワーはグループ走行は300kWだが、デュエルステージからは350kWとなる。

 最終的に勝ったほうがポールポジションを獲得し、負けたほうが2位となる。ラップタイム順に準決勝の敗者が3位&4位、準々決勝の敗者が5~8位となるという独自のユニークな予選方式を採用している。

トーナメントの準々決勝、準決勝、決勝はMAXパワーの350kWで1対1のデッドヒートが繰り広げられる
トーナメントの準々決勝、準決勝、決勝はMAXパワーの350kWで1対1のデッドヒートが繰り広げられる

レースのカギを握るアタックモード

 前述のとおり、フォーミュラEでは通常時のモーターパワーはMAX300kWに制限されているが、アタックモードでは一定時間350kWでの走行が可能となる。アタックモード使用するためには、コースのレーシングラインを外れたところにあるアクティベーションゾーンを走行しなければいけないため、他車にオーバーテイクされる危険性が高い。

 使える時間は1分、2分、3分などレースによって違い、FIAがレース前に発表する。各ドライバーは1レースにつき1回アタックモードが使える。それをどのタイミングで使用するかが、各チームのレース戦略のカギを握っている。

アタックモードに入るために必須のアクティベーションゾーンポイントはウォールにも明記されている
アタックモードに入るために必須のアクティベーションゾーンポイントはウォールにも明記されている

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 まだ日本ではF1ほどの認知度のないフォーミュラEは言い換えれば未体験ゾーン!! フォーミュラE初開催となる東京E-Prixが日本のレースに新たな歴史を刻む!! 生観戦できる人もできない人も、その歴史の証言者となる。

【画像ギャラリー】同じフォーミュラカーでもF1とはまったく違うフォーミュラEマシン!!(11枚)画像ギャラリー

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