EVレースの醍醐味は「楽しく地球にやさしく」全日本袖ケ浦EV40kmレース大会


■予選は総合8位、いよいよ決勝へ

 と、話は逸れましたが、1DAYレースの朝、8時40分から予選開始。モータースポーツって、朝が早いんですよね(笑)。乗ったことのないクルマなのと、実は袖ケ浦フォレストレースウェイでレースに出るのは初めてなので、不安がいっぱいではありますが「慣れていないところ申し訳ないんですが、バッテリーの温度を上げたくないので合計3周でお願いできますか?」というのがピットからの指示。

 なんでもバッテリー温度が上がるとセーフモードに入ってしまいパワーダウン。一度バッテリー温度が上がってしまうと、丸一日レベルで下がらないというレベルで、温度が下がらないんですって。

 というわけで、計測1周。わけのわからないうちに予選は終わりましたが、結果は8位。まずまず? なのかな? というところですが、というのもですね、クルマの足回りがメチャクチャよかったんですよ! とにかく安定しているので、踏んでいけちゃう。

 ともかくコーナリング時の安定性と踏ん張り感がスゴイので、コーナー進入速度、コーナリング速度、つまり脱出速度、全部速く走れちゃう。ちょっと、感動モノの足回りでした。NeoTune(ネオチューン)恐るべし。だから、様子見走りのいきなりだというのに、8位に入れたのだと思います。

予選が終わったら全員で充電。つまり予選と決勝のあいだにすごーく時間がかかるという

 さて。そこから…、なんと約6時間後にいよいよ決勝スタートであります! なぜにこれだけ時間が空くかと言いますと、EVだけに充電しなければいけないからなんですよね。それに充電するとバッテリー温度が上がりますから、なるべくバッテリー温度の上昇を抑えつつ充電したいとなると、これまたそんなに急ぐこともできないってわけなんです。

■「優勝間違いなし!」と思ったが…

 というわけで、お昼ごはんを食べたり、おしゃべりしたり、まったりしながらの6時間後。スターティンググリッドについたところ、2つ前のグリッド、つまり真正面に同じリーフe+がいるではありませんか…。まずはこれをなんとかクリアしないと~というところですが、スターティンググリッドからは、なんと!スタートの信号見えないじゃん! 

 チビはこういう時に困るんですよねぇ。となると、周りのクルマが動き出すまでスタートのタイミングがわからないわけで、かなり不利な状況…ですが、もはやこうなったらひとりで頑張るほかはありません。

 結果、あまりカッコイイスタートとはなりませんでしたが、まぁ順当にスタート。そして予想通り、すぐさまもう1台のリーフe+とバトルになりました。

EVとはいえデッドヒートがレースの醍醐味。予選8位スタートとはいえ順調に順位を上げていく竹岡選手でありましたが……

 いやはやひと言で言っちゃうと、EVでこんなにバトルできるのか~!というくらいのバトルになりまして、観戦してくださっていた方たちは結構面白かったんじゃないかと思うくらいのバトル! 

 1コーナー、最終コーナー、下りのヘアピン2か所、この4つでタイミングを見て仕掛けてみたんですけど、私ったら抜いたり抜かれたりがあまりにも苦手で、ラリーに転向したくらいなんで(笑)、抜くのも抜かれるのもメチャクチャ下手くそなんです…。

 おかげでこのバトル何周続いたかな? 走行距離40km、全17周のレースのレースの約半分はバトルしちゃってたと思います。ようやく最終コーナーで糸口を見つけ、なんとかクリア! やったぁ~!と思ったのも束の間、1コーナーで黄旗の振動表示。これはっ! と思って少々減速したところ、抜き返されちゃったんですよ。1コーナーで。

 これは相手が黄旗追い越しペナルティだから、これでもう優勝間違いナシ! とも思ったのですが、もしかしたら…ということもあるし、さらにもっと前を目指して総合順位も上げたいし、もう一度仕掛けよう! 再チャレンジだ! とアクセルを踏んでみたところ…。あれ? パワーが出ない…。

 そうなんです…。バッテリーの温度計を見たら、レッドゾーンに入っちゃってました。自分が熱くなったせいで、バッテリーも熱くなっちゃったんですよね…(涙)。

 どうやら後ろから追いかけていた私の方が、バッテリーを熱く使ったらしく、結果追いつけず…。そのあと他のクラスのクルマを数台クリアしまして、クラス2位、総合5位という結果になりました。

正式リザルトはこちら(公式サイトpdf)。

クラス2位ということで、面目躍如……で、どうでしょうか、国沢さん

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