現行モデルの日産ノートは2012年9月にデビュー。2016年11月にe-POWERを追加されてからその伸張ぶりはすさまじく、2018年の登録車新車販売台は1位を獲得した。
しかし、発売から約7年が過ぎ、新型ヤリスや新型フィットがフルモデルチェンジする情報が聞こえ始めた2019年下半期から販売が伸び悩んできており、かつての勢いはなくなっている。
そんななか、流通ジャーナリストの遠藤徹さんが、新型ノートに3列7人乗りのミニバンがラインナップされるという情報を入手した。
たしかに、トヨタにはシエンタ、ホンダにはフリードがあるが、日産にはコンパクトなミニバンがない。
しかもキューブの販売が年内に終了されると、日産にはコンパクトなミニバン、MPVがなくなってしまう。その穴を埋めるべく新型ノートに3列7人乗りがラインナップされるということなのだろうか?
はたして新型ノートはどんなクルマになるのだろうか? 流通ジャーナリストの遠藤徹氏が徹底解説する。
文/遠藤徹
CGイラスト/ベストカー編集部
【画像ギャラリー】現行ノートの販売台数の落ち込みと新型ノートのライバル車
トヨタ、ホンダにはあるのに日産には3列7人乗りのコンパクトミニバンがない
次期ノートに「3列シート7人乗りのスライドドア車」がラインアップされるという情報を信頼できる日産関係者から入手した。
日産には現在、商用車ベースのNV200バネット(3列シート7人乗り)を販売しているが、商用車は月販1000台を超えているものの、ワゴンは100台そこそこと極端に少ない。
乗用車ベースとしては、キューブの後継モデルで両側スライドドア、3列シート車が発売されるという情報が流れたこともあった。
ところがキューブは2019年10月で生産を打ち切っており、現在は最終的な在庫一掃セールを実施しているところ。
同クラスのコンパクトミニバンはトヨタシエンタ、ホンダフリードがあり、両モデルとも月販1万台規模を売る人気モデルとなっている。
しかし、日産にはコンパクトミニバンがないため、日産がこれらと対抗し、同じようなコンセプトの新型車を投入するとすれば、成功率が高いので当然考えられることだ。
なぜ「ノート」の名称を使うのか? 同モデルはコンパクトハッチバック分野ではトップセラーを争う人気モデルだから、そのブランド力を活用すれば成功率がさらに高くなるという読みだ。
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