2020年8月発売!? 新型ノート3列シート&スライドドアをなぜ設定??


 現行モデルの日産ノートは2012年9月にデビュー。2016年11月にe-POWERを追加されてからその伸張ぶりはすさまじく、2018年の登録車新車販売台は1位を獲得した。

 しかし、発売から約7年が過ぎ、新型ヤリスや新型フィットがフルモデルチェンジする情報が聞こえ始めた2019年下半期から販売が伸び悩んできており、かつての勢いはなくなっている。

 そんななか、流通ジャーナリストの遠藤徹さんが、新型ノートに3列7人乗りのミニバンがラインナップされるという情報を入手した。

 たしかに、トヨタにはシエンタ、ホンダにはフリードがあるが、日産にはコンパクトなミニバンがない。

 しかもキューブの販売が年内に終了されると、日産にはコンパクトなミニバン、MPVがなくなってしまう。その穴を埋めるべく新型ノートに3列7人乗りがラインナップされるということなのだろうか?

 はたして新型ノートはどんなクルマになるのだろうか? 流通ジャーナリストの遠藤徹氏が徹底解説する。

文/遠藤徹
CGイラスト/ベストカー編集部

【画像ギャラリー】現行ノートの販売台数の落ち込みと新型ノートのライバル車


トヨタ、ホンダにはあるのに日産には3列7人乗りのコンパクトミニバンがない

2012年9月にデビューした現行ノート。2016年11月に追加されたe-POWERは、2018年の登録車販売台数1位を獲得する原動力となった

 次期ノートに「3列シート7人乗りのスライドドア車」がラインアップされるという情報を信頼できる日産関係者から入手した。

 日産には現在、商用車ベースのNV200バネット(3列シート7人乗り)を販売しているが、商用車は月販1000台を超えているものの、ワゴンは100台そこそこと極端に少ない。

 乗用車ベースとしては、キューブの後継モデルで両側スライドドア、3列シート車が発売されるという情報が流れたこともあった。

 ところがキューブは2019年10月で生産を打ち切っており、現在は最終的な在庫一掃セールを実施しているところ。

 同クラスのコンパクトミニバンはトヨタシエンタ、ホンダフリードがあり、両モデルとも月販1万台規模を売る人気モデルとなっている。

 しかし、日産にはコンパクトミニバンがないため、日産がこれらと対抗し、同じようなコンセプトの新型車を投入するとすれば、成功率が高いので当然考えられることだ。

 なぜ「ノート」の名称を使うのか? 同モデルはコンパクトハッチバック分野ではトップセラーを争う人気モデルだから、そのブランド力を活用すれば成功率がさらに高くなるという読みだ。

ミニバントップの座に君臨するシエンタ。2019年は8月以降に急激に躍進。登録車の販売台数では8月/1位8745台、9月/1位1万3558台、10月/2位9302台、11月/2位1万331台
2019年10月にマイナーチェンジしたフリード。直近3カ月の販売台数は、2019年9月/9位8108台、10月/11位4368台、11月/7位6444台

フィット、ヤリスにはないスライドドアの2列5人乗り/3列7人乗りをラインナップ!

ベストカーが製作した予想CGイラスト。Vモーショングリルが強調され、両側スライドドアを採用する

 新型ノートのエクステリアは、現行モデルよりも大型化されたVモーショングリル、シャープなヘッドライトでイメージ刷新を図る。

 新型に与えられる一番のセールスポイントはスライドドアの新規採用で、リアシートの乗降性の利便性を高めていること。

 スライドドアの採用により、開口部が広くなるだけでなく、サイドシルの高さも低くすることができ、超高齢者社会の今、バリアフリーという点でも大きな魅力となるはずだ。

 ただ、すべてのモデルが3列7人乗りになるというわけではなく、ルーミー&タンク&トールのような2列5人乗り仕様があって、3列7人乗りが加わるという、いわばキューブに対するキューブキュービックのような位置づけになるだろう。

 ボディサイズは全長4150×全高1695×全高1500mmと予想。現行ノートが全長4100×全高1695×全高1520mmだから、基本的にサイズはほぼ同じと見ていいだろう。

 ホイールベースも2600mmで同じだが、新型ではラゲッジの容量が拡大されるという。

 パワーユニットは1.5L、NAのガソリン、1.6Lターボ、1.2Lのe-POWERを搭載するのが有力になっている。

 ただ、このe-POWERは現行のノート、セレナに積んでいるパワーユニットではなく大幅に改良される。現行モデルでアイドリング音がうるさいと不評の1.2Lエンジンの静粛性が向上するという。

 現行ノートe-POWERのJC08モード燃費は34.0~37.2km/Lとなっているが、リファインにより15%程度向上させた39.0~42.0km/Lの期待も持てる。

 ただ、発電専用の1.2L、直3DOHC(HR12DE)のスペックは79ps/10.3kgmで、これに109ps/25.9kgmのモーターが組み合わされている現行モデルは加速性能、動力性能ともユーザーの満足度は高いので、スペック上は新型になっても大きく変更されることはない。

 いっぽう、e-POWERに主役を奪われてしまったが、ガソリンモデルも従来どおりラインナップされ、e-POWER同様にエンジンのリファイン、CVTの刷新により魅力を高める。

 プロパイロット自体は日々進化し、スカイラインにはプロパイロット2.0が搭載されているが、新型ノートにはコストの問題があり、搭載されない可能性が高い。

 価格はe-POWERの進化、スライドドアの新規採用はあるが、ライバルに対する競争力を失わないためにも2列5人乗り車は、現行モデルからのほぼ据え置きとなるはずだ。

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