2021年登場の現行型スバル WRX S4。いまや希少となったスポーツセダンだが、日本版はCVTのみ。「米国仕様や豪州仕様にはMTがあるのに!」と忸怩たる思いだった日本のスバリストのみなさん……6MTが追加されそうです!!
※本稿は2025年5月のものです
文:ベストカー編集部/写真:スバル
初出:『ベストカー』2025年6月26日号
日本仕様に6MTが追加!
WRX S4に待望の6MTが追加されることがわかった。情報提供者によると「登場は2026年の春から夏頃になりそう」とのこと。
WRX S4はフラット4、2.4L直噴ターボを搭載するスポーツセダンだが、トランスミッションは「スバルパフォーマンストランスミッション」と呼ばれるCVTだけ。
その名のとおりレスポンスに優れたスポーティなCVTだが、ランエボと争い続けたWRX STIバージョンの残影もあってか、MTを求める声は大きかった。
米国や豪州(車名はWRX)ではMTがあるのに、日本はなぜCVTだけなのか。その理由として(それだけではない気もするが)「アイサイトが付けられないから」と言われていた。
しかし、2023年夏にBRZでMT用アイサイトを実用化しているし、米国仕様のWRXもMT用アイサイトを投入済み。なぜか日本だけ置いてけぼり状態だったのだが、そんな残念な状況がようやく終わる。
以前、米国でWRXの6MTに試乗したことのある鈴木直也氏はこう語る。
「かつてのWRX STIバージョンのような研ぎ澄まされたものではなく、バランス感覚に優れた走りという印象。でも、リズミカルにシフトを操作して走るのは楽しくて、やはりMTはいいなと思いましたよ。こういうスポーツセダンならCVTよりMTですよね」。
6MT仕様の価格は?
日本に加わる6MT仕様は米国仕様に準ずると見るのが順当で、4WDシステムはVTD-AWDではなくコンベンショナルなセンターデフ方式の4WDとなる。
また、米国には日本にはない19インチタイヤ仕様(tSグレード)がある。電子制御ダンパーやクイックステアリング、ブレンボブレーキ、レカロシートなどを装着する最強、最上グレードだ。
現地価格は4万5705ドル(1ドル145円換算で約663万円)と高価だが、日本で6MT仕様を最強グレードという扱いにするならこの仕様を導入する可能性もある。一方で、それでは高すぎるという判断もあり得るところで、その予測は難しい。
275ps/38.2kgmの2.4Lターボはスペックも変わらないはずだが6MTでダイレクト感は増すだろう。楽しみに待ちたい!
コメント
コメントの使い方700万くらいならbmwやaudiのm240やs3も買える圏内(スペックははるかに上)
スペック以外でWRXが上質なインテリアと乗り心地かとなっても勝ち目無し
唯一優れてるのは壊れにくさかな?
トヨタとの関係で敢えて出さないできたと思っている。トヨタの2台はどちらもハッチバックの為、セダンだと何かと実用性はあると思うが、追加されるとは思わない。
価格も高すぎるし、その価格ならば他の車種を選ぶと思う。
海外仕様は結構前からあるのに今更どうしたのっていう感じ。
ホンマにぃ?
でも高圧縮比のターボは良いよね、下のトルクスッカスカじゃないのは魅力。
出来ればこのサイズ感の6気筒を😇
やっとMT来てくれましたね!
かつてのWRXと違ってスポーツカーではないですが、快活なセダンもMTで操ると楽しいものです。
特にこれは重いので、ちゃんと引っ張れるMTで運転すれば快適性も印象も良くなるはず。
変に最上仕様にするんでなく、当たり前に選べる選択肢にしてほしいです。車種全体の評価を上げるためにも。