価格は50万円以上アップし、530万円から
車両本体価格は新開発のTNGAによるプラットフォーム、新型パワーユニット、安心パッケージの最新バージョンへの進化、クオリティアップなどによって、現行の482万6800~697万4000円から50万円以上アップし、530万~650万円程度の設定となるだろう。
価格は50万円アップしても進化度は価格以上となることは確実だから、がっかりすることはないだろう。
ランクルプラドはどうなっている?
弟分のランドクルーザープラドは2022年以降の投入と聞いている。キープコンセプトでの世代交代だが、中身はガラリと変わる。
ラダーフレーム構造でTNGAによるプラットフォームで仕立てられるのはランクルと同様である。ランドクルーザー300よりもワイルド感を後退させ、すっきりとしたエクステリアデザインを採用する。
予想されるボディサイズは全長4825×全幅1885×全高1830mm、ホイールベース2790mmで、新型ランドクルーザー300よりもひと回り小さいが、全高が高く室内の居住空間は広い。
室内は2列シート5人乗りと3列シート7人乗りの両仕様を引き続き設定。パワーユニットは現行モデルはガソリン2.7L、NA&2.8Lディーゼルターボを搭載しているが、次期型はガソリン2.7Lに代えて2.5ハイブリッドとなり、2.8Lディーゼルターボは改良モデルが搭載される見込み。
ディスプレイオーディオや最新の「トヨタセーフティセンス」の標準装備はランドクルーザー300と同様である。
これまでの月販台数では、ランドクルーザー300が200台程度、これに対してランドクルーザープラドは2000台で圧倒的に引き離していた。
これは主にプラドが半分以上を占めるクリーンディーゼル車を設定していたのに対してランドクルーザー300はガソリンNAのみだったことも影響している。
次世代モデルでは両方ともクリーンディーゼルも設定し、ハイブリッド車もラインナップに加わるので、今後はランドクルーザー300の売れ行きが格段に高まる見通しだ。
証言1:首都圏トヨタ店営業担当者
「ランドクルーザー300は当初、2020年9月あたりに発売する予定で開発を進めていた。
ところがコロナ禍の影響で海外でのテスト走行ができなくなり、1年延長を決めたようだ。
もともとアメリカ、ヨーロッパ、中近東、アジアなど海外市場が主力のモデルだから、現地でのテスト走行は必須となっている。
現在では中近東などで始めているようだが、ヨーロッパはまだ収まっていないのでできない状況なので、さらに先送りされる可能性もある。
次期型はプラットフォーム、パワーユニット、4WD、足回りなどが全面刷新なので、特に入念なチェックが必要になっている」。
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