次期クラウン目撃情報を入手! ハリアークラスのSUVだった
それで36万人にものトヨタの社員が、2020年11月に実際に次期クラウンやプリウスなど目にしたとすれば、これまでデザイン情報が漏れてこないわけはない。
実際に前出のトヨタ関係者に聞いたところ、まだ見ていないということだった。ただ見た社員はいるということで、どのあたりまで「世界大会」の映像を見たのかは不明だ。トヨタ社長が英語で話していることから、世界に配信されたことは間違いないし、日本ではある程度の職制以上だったのかはわからない。
実際に見た社員に話を聞くと、ハリアークラスという表現をしていたという。デザインも最近のカローラやヤリスと同様、世界に通用するものでこれまでのクラウンのイメージとは全く異なる。
ただクラウンらしいのはサイズで、全幅が1800mm以下、全長4800mm程度と、現行クラウンに近いものだ。これが営業からの強い要望だという。
2020年12月10日売りのベストカー本誌2021年1月10日号では、3タイプの「次期クラウン」について予想しているが、これまでのFRを捨てFFベースになることを指摘している。
現行クラウンはGA-Lプラットフォームのナロー版を使っているが、レクサスLS/LCなどに使う大型FR用のGA-Lプラットフォームを今後強化される側突対応などにより全幅1800mm以下とするのは難しく、クラウン専用プラットフォームを別に開発しなければいけない。
今後プラットフォームを整理統合していくトヨタとしては、この選択肢の可能性は少ない。そこで予想されるのはカムリなどに使われるGA-Kプラットフォームだ。
カムリのサイズは全長4910mm、全幅1840mm、全高1445mmで、全長は現行クラウンと同じ。ホイールベースは2825mmでクラウンより95mm短いが、エンジン横置きのFFのため、室内空間はFRのクラウンより広い。
このGA-KプラットフォームはRAV4、ハリアーといったSUVにも使われているため、クラウンSUVに使われる可能性は高い。中日新聞の報道も次期型クラウンはハイランダーのプラットフォームを活用したSUVになる、と伝えている。
現時点でわかっている次期クラウンの情報はここまで。近いうちにさらなる目撃情報を集め、より具体的なデザインをお見せすることを約束したいと思う。市販が予定される2023年を期待して待ちたい!
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