次期クラウンSUVとセンチュリー級SUVはいったいどうなる? 噂の真相を追う!

次期クラウン目撃情報を入手! ハリアークラスのSUVだった

GA-KプラットフォームはRAV4、ハリアーといったSUVにも使われているため、クラウンSUVに使われる可能性は高い。このCGイラストはFFプラットフォームをベースに新ジャンルクロスオーバーを提案した例(CGイラストはベストカーが製作したもの)
GA-KプラットフォームはRAV4、ハリアーといったSUVにも使われているため、クラウンSUVに使われる可能性は高い。このCGイラストはFFプラットフォームをベースに新ジャンルクロスオーバーを提案した例(CGイラストはベストカーが製作したもの)
次期クラウンの映像を見たトヨタ社員はハリアークラスという表現をしていたという。ただサイズは全幅が1800mm以下、全長4800mm程度と現行クラウンに近いものになるという。ちなみに現行ハリアーは全長4740mm、全幅1855mm、全高1660mm
次期クラウンの映像を見たトヨタ社員はハリアークラスという表現をしていたという。ただサイズは全幅が1800mm以下、全長4800mm程度と現行クラウンに近いものになるという。ちなみに現行ハリアーは全長4740mm、全幅1855mm、全高1660mm

 それで36万人にものトヨタの社員が、2020年11月に実際に次期クラウンやプリウスなど目にしたとすれば、これまでデザイン情報が漏れてこないわけはない。

 実際に前出のトヨタ関係者に聞いたところ、まだ見ていないということだった。ただ見た社員はいるということで、どのあたりまで「世界大会」の映像を見たのかは不明だ。トヨタ社長が英語で話していることから、世界に配信されたことは間違いないし、日本ではある程度の職制以上だったのかはわからない。

 実際に見た社員に話を聞くと、ハリアークラスという表現をしていたという。デザインも最近のカローラやヤリスと同様、世界に通用するものでこれまでのクラウンのイメージとは全く異なる。

 ただクラウンらしいのはサイズで、全幅が1800mm以下、全長4800mm程度と、現行クラウンに近いものだ。これが営業からの強い要望だという。

 2020年12月10日売りのベストカー本誌2021年1月10日号では、3タイプの「次期クラウン」について予想しているが、これまでのFRを捨てFFベースになることを指摘している。

 現行クラウンはGA-Lプラットフォームのナロー版を使っているが、レクサスLS/LCなどに使う大型FR用のGA-Lプラットフォームを今後強化される側突対応などにより全幅1800mm以下とするのは難しく、クラウン専用プラットフォームを別に開発しなければいけない。

FRのクラウンに対し、カムリはFF。ボディサイズは全長4910mm、全幅1840mm、全高1445mm。全長はクラウンと同じでホイールベースは2825mmとクラウンより95mm短い
FRのクラウンに対し、カムリはFF。ボディサイズは全長4910mm、全幅1840mm、全高1445mm。全長はクラウンと同じでホイールベースは2825mmとクラウンより95mm短い

 今後プラットフォームを整理統合していくトヨタとしては、この選択肢の可能性は少ない。そこで予想されるのはカムリなどに使われるGA-Kプラットフォームだ。

 カムリのサイズは全長4910mm、全幅1840mm、全高1445mmで、全長は現行クラウンと同じ。ホイールベースは2825mmでクラウンより95mm短いが、エンジン横置きのFFのため、室内空間はFRのクラウンより広い。 

 このGA-KプラットフォームはRAV4、ハリアーといったSUVにも使われているため、クラウンSUVに使われる可能性は高い。中日新聞の報道も次期型クラウンはハイランダーのプラットフォームを活用したSUVになる、と伝えている。 

 現時点でわかっている次期クラウンの情報はここまで。近いうちにさらなる目撃情報を集め、より具体的なデザインをお見せすることを約束したいと思う。市販が予定される2023年を期待して待ちたい!

【画像ギャラリー】これが次期クラウンSUV&次期センチュリー級SUVだ! 予想CGイラストを大公開!

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