アクア、ヴェゼルなど怒涛の12台! 2021年のスクープ新車カレンダー上半期版

■専用プラットフォームの軽EV登場! 日産『NEW 軽EV』

 パワーユニットの電動化を推進する日産。2019年の東京モーターショーでワールドプレミアした『IMk』が2021年2月、いよいよ市販車として登場する。

 ショーモデルでは全幅がワイドで軽自動車枠を超えていたが、市販モデルは軽自動車として登場。EV専用に開発されたプラットフォームを採用し、フラットで広い室内が特徴的だ。

基本デザインはIMkを踏襲するが、全幅は軽自動車枠の1475mmに収められる。EV専用プラットフォーム採用
基本デザインはIMkを踏襲するが、全幅は軽自動車枠の1475mmに収められる。EV専用プラットフォーム採用

■3月 ユーティリティ性も追求したコンパクトHV トヨタ『NEWアクア』

 ハイブリッド専用車として2011年12月にデビューした『アクア』。

 ポジション的には『ヤリスハイブリッド』との棲み分けが微妙な感じになっているが、2021年3月に登場する2代目では、ヤリスハイブリッドをベースに後席居住性、荷室スペースを拡大し、よりファミリーユースに適したパッケージングとする。

 つまり、ヤリスクロスの全幅を1695mmに縮小し、全高を1500mm程度に落としたイメージだ。パワートレーンはヤリスハイブリッドの直3、1.5Lハイブリッドを搭載。

後席居住性、荷室サイズを割り切ったヤリスに対し、アクアは全長、全高を拡大して対応。全車ハイブリッドだ
後席居住性、荷室サイズを割り切ったヤリスに対し、アクアは全長、全高を拡大して対応。全車ハイブリッドだ

■3月 SUVテイストのミニ3列シート ダイハツ『NEWコンパクトミニバン』

 シエンタクラスのひとクラス下の位置づけとして、ダイハツが開発を進めている3列シートのコンパクトミニバン。

 プラットフォームはダイハツ『ロッキー』/トヨタ『ライズ』をベースとする。つまり、DNGAプラットフォームのBセグメントバージョンだ。ダイハツが開発し、トヨタにもOEM供給されるトール/ルーミーの3列シート版といった位置づけだが、新世代プラットフォームを採用することで、操安性や乗り心地、室内騒音などの質感面では大幅に進化することとなる。

ロッキー/ライズで初採用されたBセグ対応DNGAプラットフォーム。軽量で剛性も高い。直3、1Lターボエンジンと1.2Lハイブリッドを搭載する予定
ロッキー/ライズで初採用されたBセグ対応DNGAプラットフォーム。軽量で剛性も高い。直3、1Lターボエンジンと1.2Lハイブリッドを搭載する予定

 ボディサイズは全長4100mm前後、全幅1695mmでトヨタ『シエンタ』より全長がちょっと短い。ロッキー/ライズでは2525mmのホイールベースは2650mm程度に延長され、3列シートに対応する。シエンタに対し、武骨なSUVテイストを強調したデザインが特徴となる。

 エンジンは、ロッキー/ライズにも搭載される直列3気筒1Lターボ(98ps/14.3kgm)に加え、新開発される1.2Lマイルドハイブリッドも設定される計画。

■4月 スポーティグレード設定に期待! ダイハツ『ブーン』/トヨタ『パッソ』

 ニューモデル投入が矢継ぎ早のダイハツだが、4月にはダイハツ『ブーン』/トヨタ『パッソ』がフルモデルチェンジされる予定。

 現行型同様、ダイハツが商品企画、開発、生産を担当し、トヨタにOEM供給されるというのはロッキー/ライズなどと同様だ。

現行型とは打って変わってシャープでスポーティなイメージのエクステリア。直3、1Lターボは120ps/20kgmを発揮。トヨタ版はパッソのネーミング
現行型とは打って変わってシャープでスポーティなイメージのエクステリア。直3、1Lターボは120ps/20kgmを発揮。トヨタ版はパッソのネーミング

 プラットフォームのベースは上記コンパクトミニバン同様、Bセグ対応DNGA。現行型のようなソフトなエクステリアデザインから一転、シャープなラインのスポーティなルックスに変身。

 搭載されるエンジンは直3、1Lだが、120ps/20kgm程度にパワーアップされ、動力性能面でもスポーティな走りをアピールすることになる。久々にブーンにスポーティグレードが復活することになる。もちろん1L NAエンジン搭載モデルも設定される。

次ページは : ■4月 新プラットフォーム& e:HEV採用 ホンダ『NEWヴェゼル』

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