BRZ、ランクル、セレナなど注目の21台! 2021年のスクープ新車カレンダー下半期

■10月 5ナンバーワゴンは維持! ホンダ『NEW シャトル』

 先代フィットをベースに仕立てられた貴重な5ナンバーサイズのステーションワゴン、『シャトル』が現行フィットベースでFMCされ、生まれ変わる。

現行フィットをベースに登場することになる新型シャトル。歴代では3代目となるが、5ナンバーサイズは堅持する
現行フィットをベースに登場することになる新型シャトル。歴代では3代目となるが、5ナンバーサイズは堅持する

 基本的にはキープコンセプトとなり、新型も5ナンバーサイズは維持する。パワートレーンは現行型フィット同様、1.5Lハイブリッドが1モーター2クラッチ方式から新たに2モーター+リチウムイオンバッテリーに変更される。また、ガソリンエンジンは直4、1.5L NAをフィット同様に設定する。

 車名については、シャトルから2代目フィットをベースにしていた「フィットシャトル」が再び復活する可能性もあるとみられる。これは、シャトルをフィットシリーズに戻すことで販売台数に上乗せさせることが可能になるためで、トヨタの『ヤリス&ヤリスクロス』、日産の『新型ノート』などライバルへの対抗策として販売サイドから強い要望が出ているという。

■10月 SGP採用で大幅進化 スバル『NEW レガシィアウトバック』

 すでに北米では2019年のニューヨークショーで新型に切り替わっているクロスオーバーモデルの『レガシィアウトバック』が、いよいよ日本導入を開始する。現行型は北米ではモデル末期まで売れ続けた高セールス車だったが、新型は全長4860×全幅1855×全高1680mmとサイズアップして登場する。

リアスタイルも現行と同じテイストだが、全体のボリューム感は向上させてきている。スタイリッシュだ
リアスタイルも現行と同じテイストだが、全体のボリューム感は向上させてきている。スタイリッシュだ

 エクステリアデザインは現行型のキープコンセプトだが、新型はスバルグローバルプラットフォーム(SGP)搭載でさまざまな面で大幅な進化を果たしている。インテリアでは、新型レヴォーグに採用された11.6インチセンターインフォメーションディスプレイが鎮座する。

 パワートレーンには、レヴォーグとフォレスターに採用された新開発の直噴水平対向4気筒、1.8Lターボを搭載する見込みだ。

■10月 魅力度を格段にアップ! 日産『NEWセレナ』

 5ナンバーボックスタイプミニバンでベストセラーモデルとなっている日産の国内での販売主力車種、『セレナ』も満を持してFMCで新型に切り替わる。そのコンセプトは現行型同様、標準車は5ナンバーサイズを維持し、スポーティなハイウェイスターについては3ナンバーサイズという2本立て。

日産国内販売の主力モデル、セレナもいよいよ2021年にFMCされる。メインパワーユニットは第2世代の1.2L e-POWERだ
日産国内販売の主力モデル、セレナもいよいよ2021年にFMCされる。メインパワーユニットは第2世代の1.2L e-POWERだ

 エクステリアはキープコンセプトながら、新型に切り替わったばかりの『ノート』と同じテイストのスッキリ顔に変更される。セレナは2005年に登場した3代目から現行の5代目まで同じプラットフォームを採用し、ほぼ基本デザインを変えないまま来ているが、新型ではサイドウィンドウ下部を運転席側だけ低くして視界を確保する「シュプールライン」がなくなる可能性が高いという。

 パワートレーンについては、まず2LガソリンNA+マイルドハイブリッドが引き続き設定され、そして直3、1.2Lのe-POWERが新型ノートと同様の第2世代タイプへと進化する。ミニバンで重量のあるセレナには、現行型で136psのモーターが搭載されていたが、140ps以上にパワーアップされる見込みだ。これでトヨタの新型ノアとの競争に備えることになる。

 さらに日産の誇るハンズオフ運転が可能な運転支援システム、プロパイロットも2.0に進化を果たす。また、セレナ自慢の3列目シートについても居住性を変えずに使い勝手を向上させてくる。ますます魅力度をアップさせてくる新型セレナ、大いに期待できそうだ!

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