BRZ、ランクル、セレナなど注目の21台! 2021年のスクープ新車カレンダー下半期

 2021年に登場する新車を登場月順に紹介する、ベストカーでなければできないスペシャル特集! 1年間という長いスパンのため、上半期(2021年1~6月)と下半期(2021年7~12月)に分けてお届け! 今回は下半期のとっておき情報をご覧いただきたい!!

 コロナ禍で厳しかった2020年にも魅力的な新車が続々と登場したが、2021年はさらにスケールアップ! 1月から大物モデルがスタンバイしている。

 注目は電動化がどこまで進むかだが、日本車の場合、もはやハイブリッドは当たり前のパワーユニットとなっており、商品力、走りの楽しさをどう向上させるかがポイント。また、ピュアEVの新型車も増えていくのは確実だ。

 一方で、効率向上が目覚ましい内燃機関もまだまだ元気。「ガソリン車の販売禁止」が話題となっているが、純エンジン車の輝きは終わらない。2021年に登場する新車を見れば、これからの日本車の動きがわかる。渾身特集、ぜひ、お楽しみください!

文/ベストカー編集部
写真/SUBARU、HONDA、TOYOTA、NISSAN
CG/ベストカー編集部
※ベストカー2021年1月26日号

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■7月 超豪華なフラッグシップSUV レクサス『LF』

 2018年のLAショーでコンセプトモデルが公開されたレクサス『LF』。

 今の時代、プレミアムブランドのフラッグシップにはSUVが不可欠。ベントレーの『ベンテイガ』、ポルシェ『カイエン』、ランボルギーニ『ウルス』など、プレミアムSUVがその存在感を放っている。

フラッグシップSUVにふさわしい威風堂々としたたたずまい。全長5250mm、全幅1900mm、全高1580mmというボディサイズ

 レクサスが投入する『LF』は、フラッグシップサルーン『LS』のGA-Lプラットフォームを使って開発されている。全長5250mm、全幅1900mm、全高1580mmというボディサイズは堂々たる迫力と、流麗なクーペSUVプロポーションで存在感をアピールする。

 パワートレーンはLSに搭載されるV6、3.5Lターボとハイブリッドに加え、新開発されるV8、4Lツインターボの計画もあるという。価格は1500万~2000万円級となる。

■7月 新型は2.4Lへと排気量アップ! トヨタ『86』/スバル『BRZ』

 初代トヨタ『86』/スバル『BRZ』がデビューしたのは2012年。その現行モデルは、すでにBRZは生産を終了し(在庫車は販売中)、86は販売を継続している状況(12月中旬現在)だが、2020年11月にBRZのほうは新型の北米仕様を世界初公開。日本では2021年8月に86とBRZ揃って新型へとフルモデルチェンジする予定だ。

エクステリアも現行モデルをイメージさせる躍動感のあるボディラインのクーペデザインを採用。ボディサイズも現行とほぼ変わらない

 新型は現行モデルの正常進化といえるクーペフォルムで登場。発表された北米仕様のボディサイズは全長4265×全幅1775×全高1311mmで、現行モデル(全長4240×全幅1775×全高1320mm)とほぼ変わらないサイズとなっている。

 そのボディの基本骨格となるプラットフォームは現行モデルのキャリーオーバーとなるものの、最新のスバルグローバルプラットフォームの開発で得たノウハウによって、インナーフレーム構造を大幅に改良。ボディ剛性を大幅に向上させている。

 また、新型は安全性向上に伴う重量増を抑えるためにルーフやエンジンフード、フロントフェンダーにアルミ素材を採用し、軽量化にも取り組んでいる点も見逃せない。

 パワーユニットは、新開発の2.4L水平対向4気筒エンジンを搭載。231ps/25.4kgmを発揮し、レスポンスの速さや滑らかな吹け上がりを実現しているというから、その走りの実力に注目だ。

本誌「目撃者」コーナー宛てに、群馬県のやっぱりF1が好きさんから新型BRZテスト車の目撃情報をいただいた。覆面で走っている!

■8月 レヴォーグ同様に大幅進化でFMC! スバル『NEW WRX S4』

 2020年にスバルは『レヴォーグ』を一新したが、2021年の夏にはWRXの2ペダルスポーツセダン『S4』をフルモデルチェンジする。

新型『WRX S4』のデザインは、よりエッジを強調したボディラインが特徴となる

 その新型S4はカー・オブ・ザ・イヤーを獲得するなど高い評価を集めたレヴォーグと同様に、最新の高剛性フルインナーフレーム構造を取り入れたスバルグローバルプラットフォーム(SGP)を採用。セダンボディのS4は、ワゴンのレヴォーグよりもボディの重量や剛性面で有利になることから、さらに走りの質感がレベルアップして登場することは間違いない。

 パワーユニットは、現行モデルの2L水平対向4気筒ターボ(FA20型)が2020年度燃費基準に採用されるCO2排出規制のCAFE規制をクリアすることが難しいことから、2.4L水平対向4気筒ターボ(FA24型)へと換装。これは北米で販売されているSUVの『アセント』に採用されているエンジンだが、S4では263psのパワーを290ps程度までアップし搭載することになりそうだ。

 そして、新型はレヴォーグ同様に安全装備も大きな魅力。先進運転支援システムのアイサイトは最新のアイサイトXを装備。走りも安全性も大幅に進化して登場する。

■8月 北米では新型のセダンを先行公開! ホンダ『NEWシビック』

 2020年11月に北米で発表された11代目となる『新型シビック』。先行公開されたのはプロトタイプのシビックセダンで、北米では2021年春に発売。そのあとにハッチバック、スポーティモデルの「Si」、ハイパフォーマンスモデルの「タイプR」を導入することをアナウンスしている。

北米で公開されたのはプロトタイプのセダン。内装デザインもよりすっきりしたものとなる

 日本では2021年8月にデビューし、現行モデルではセダンが需要の低迷によって生産終了しているため、ハッチバックが発売されることになりそうだ。

 搭載されるパワーユニットについてホンダはまだ正式に公表はしていないが、関係者によると、発売当初は1.5Lターボが設定され、そのあとに『アコード』などに採用されている2Lハイブリッドが追加されるという。なお、生産工場はイギリス工場が閉鎖されるため、新型は国内生産になる可能性が高い。

 注目のシビックタイプRは、2022年デビューの予定だ。

■9月 注目のハイブリッドは2年後に追加! トヨタ『ランクル300』

 世界最強の信頼性を誇るトヨタSUVシリーズのフラッグシップ『ランドクルーザー』は2021年9月にも、新型の「300系」へとフルモデルチェンジする予定だ。

ボディサイズは現行型同様に全長5m&全幅2m級で迫力あり!

 14年ぶりのモデルチェンジとなる新型は、伝統のラダーフレームやランクルらしいフォルムを守りながら大幅にモダナイズされ、シャシーなどには最新のTNGAによる開発技術が投入される。

 パワーユニットは、現行型の4.6L V8エンジンを廃し、新型では3.5L V6ガソリンターボと、同V6ガソリンターボハイブリッドの2本立てとなる。注目のハイブリッドは、システムがトヨタ定番のTHSとは異なる1モーター式を採用するというのが最新の情報。10速ATにモーターを組み合わせた新機構で、重量級のランクルにはこちらがTHSよりも適していると思われる。ただし、このハイブリッド車は2年ほど遅れての登場となりそう。

 また新型には“GRスポーツ”も用意される予定だ。

■9月 デザインも中身もプレミアムに進化! マツダ『NEWマツダ2』

新型のスタイルは魂動デザインフェイズ2を採用。プレミアムコンパクトへと進化する

 2019年にデミオから改名した『マツダ2』は、現行型の登場から7年を迎える2021年9月にフルモデルチェンジする。

 新型は2019年登場の『マツダ3』から始まったマツダ第7世代商品群のひとつになり、さらに進化したSKYACTIV技術を採用。最大の注目はパワーユニットで、3気筒のSKYACTIV-Xエンジンを新たに搭載。このエンジンがトップモデル用となり、1.5Lディーゼルターボ、1.5Lガソリンエンジンを継続して設定する。

 また新型はエクステリアもマツダ3から採用の魂動デザインフェイズ2へと進化。2022年にはロータリーエンジンによるレンジエクステンダーEVを搭載する可能性もある。

■9月 タイ生産のカローラSUVを日本にも導入 トヨタ『カローラクロス』

 2020年7月にタイで発表、発売されたカローラシリーズのSUV『カローラクロス』が日本にも投入されることになりそうだ。トヨタには同クラスのSUVに『C-HR』があるため、最近販売が低調気味のC-HRに代わって導入されるという情報もあるが、カローラクロスの日本デビューは2021年秋頃になる見込み。

SUVらしい力強いフォルムが特徴。広い居住空間とラゲッジスペースを確保する

 スタイルは見てのとおり、切れ長のヘッドライトがカローラシリーズをイメージさせるが、大きなフロントグリルや膨らみを持たせたフェンダーまわりなどによる力強い造形が特徴となっている。

 そのボディの骨格には、カローラシリーズと同じTNGAプラットフォームを採用。リアサスペンションは、カローラセダンなどがマルチリンクを採用するのに対し、カローラクロスはトーションビームとなるが、柔らかいブッシュを採用し、快適な乗り心地を実現しているという。

 パワーユニットは、1.8Lガソリンエンジンと、1.8Lハイブリッドの2本立て。ただし、日本向け仕様ではハイブリッドのみのラインナップになる可能性もある。

■9月 カローラのエボはHBとワゴンで登場! トヨタ『カローラスポーツ&ツーリングGRMN』

4WDモデルだが、カローラスポーツGRMNはゴルフGTIのようなスポーツハッチになりそうだ
ワゴンのカローラツーリングGRMNは、より快適性を高めた性格になる可能性もある

 以前のスクープ情報ではトヨタ『カローラ』の「GTI」や「GT-FOUR」としてお伝えしていた時期もあったが、その『カローラスポーツ』と『カローラツーリング』のハイパフォーマンスモデルがコレ。

 ネーミングは「GRMN」ということでもおわかりのとおり、GR開発チームがトータルコーディネートする仕様で、GRの手による1.6Lの直列3気筒ターボを搭載した4WDスポーツとして登場する。

 1.6Lターボは『GRヤリス』と基本的には共通のもので、272ps/37.7kgmを発揮。トランスミッションは6速MTを採用し、4WDもGRヤリスと同じく4WDモードスイッチによって前後のトルク配分を可変できる機構を装備するシステム「GR-FOUR」が組み合わされる。

 デビューは2021年9月と予想。VWの『ゴルフGTI』や『ゴルフRヴァリアント』のようなホットモデルとして注目だ!

■10月 5ナンバーワゴンは維持! ホンダ『NEW シャトル』

 先代フィットをベースに仕立てられた貴重な5ナンバーサイズのステーションワゴン、『シャトル』が現行フィットベースでFMCされ、生まれ変わる。

現行フィットをベースに登場することになる新型シャトル。歴代では3代目となるが、5ナンバーサイズは堅持する

 基本的にはキープコンセプトとなり、新型も5ナンバーサイズは維持する。パワートレーンは現行型フィット同様、1.5Lハイブリッドが1モーター2クラッチ方式から新たに2モーター+リチウムイオンバッテリーに変更される。また、ガソリンエンジンは直4、1.5L NAをフィット同様に設定する。

 車名については、シャトルから2代目フィットをベースにしていた「フィットシャトル」が再び復活する可能性もあるとみられる。これは、シャトルをフィットシリーズに戻すことで販売台数に上乗せさせることが可能になるためで、トヨタの『ヤリス&ヤリスクロス』、日産の『新型ノート』などライバルへの対抗策として販売サイドから強い要望が出ているという。

■10月 SGP採用で大幅進化 スバル『NEW レガシィアウトバック』

 すでに北米では2019年のニューヨークショーで新型に切り替わっているクロスオーバーモデルの『レガシィアウトバック』が、いよいよ日本導入を開始する。現行型は北米ではモデル末期まで売れ続けた高セールス車だったが、新型は全長4860×全幅1855×全高1680mmとサイズアップして登場する。

リアスタイルも現行と同じテイストだが、全体のボリューム感は向上させてきている。スタイリッシュだ

 エクステリアデザインは現行型のキープコンセプトだが、新型はスバルグローバルプラットフォーム(SGP)搭載でさまざまな面で大幅な進化を果たしている。インテリアでは、新型レヴォーグに採用された11.6インチセンターインフォメーションディスプレイが鎮座する。

 パワートレーンには、レヴォーグとフォレスターに採用された新開発の直噴水平対向4気筒、1.8Lターボを搭載する見込みだ。

■10月 魅力度を格段にアップ! 日産『NEWセレナ』

 5ナンバーボックスタイプミニバンでベストセラーモデルとなっている日産の国内での販売主力車種、『セレナ』も満を持してFMCで新型に切り替わる。そのコンセプトは現行型同様、標準車は5ナンバーサイズを維持し、スポーティなハイウェイスターについては3ナンバーサイズという2本立て。

日産国内販売の主力モデル、セレナもいよいよ2021年にFMCされる。メインパワーユニットは第2世代の1.2L e-POWERだ

 エクステリアはキープコンセプトながら、新型に切り替わったばかりの『ノート』と同じテイストのスッキリ顔に変更される。セレナは2005年に登場した3代目から現行の5代目まで同じプラットフォームを採用し、ほぼ基本デザインを変えないまま来ているが、新型ではサイドウィンドウ下部を運転席側だけ低くして視界を確保する「シュプールライン」がなくなる可能性が高いという。

 パワートレーンについては、まず2LガソリンNA+マイルドハイブリッドが引き続き設定され、そして直3、1.2Lのe-POWERが新型ノートと同様の第2世代タイプへと進化する。ミニバンで重量のあるセレナには、現行型で136psのモーターが搭載されていたが、140ps以上にパワーアップされる見込みだ。これでトヨタの新型ノアとの競争に備えることになる。

 さらに日産の誇るハンズオフ運転が可能な運転支援システム、プロパイロットも2.0に進化を果たす。また、セレナ自慢の3列目シートについても居住性を変えずに使い勝手を向上させてくる。ますます魅力度をアップさせてくる新型セレナ、大いに期待できそうだ!

■10月 タフなイメージのSUVへ 日産『NEW エクストレイル』

フロントのVモーショングリルはより大きくワイドなデザインとなり、全体的に初代~2代目までのスクエアな印象のエクステリアデザインに変更される

 北米で2020年6月に発表された『新型ローグ』が、ほぼそのまま『新型エクストレイル』として日本に導入される。

 そのボディサイズは全長4650×全幅1840×全高1700mmになり、現行型から40mm短くなるものの、20mmワイドになり、40mm低くなる。現行型は初代~2代目までのボクシーなスタイルから流麗なスタイリッシュ路線だったが、新型はトヨタ『RAV4』の向こうを張るデザインとなる。

 新型は2LガソリンNAと1.2L e-POWERを導入する予定。1.5Lターボ+前後2モーターの新世代e-POWERも数年後に追加される可能性も。

■10月 ベビーギャングは健在! スズキ『NEW アルトワークス』

 ベースの『アルト』が新型に切り替われば、当然気になってくるのが辛口のスポーツモデル、『アルトワークス』だ。

現行型のイメージを受け継ぎながら、より洗練されたスタイルとなる新型アルトワークス。現行の5速MT車は車重670kgだが、新型も同レベルだという

 新型は基本的に現行モデルの正常進化版となる。現行型の持つ走りのイメージをさらに洗練させ、フロントセクションのデザインにスポイラーなどのエアロパーツ、ブラックを基調としたシックでスポーティなアルミホイールなど走りのよさをアピール。その刺激的なスタイルは新型でも継続される。

 エンジンは現行型のR06型AからR06D型へと進化し、新型アルトに積まれるNAエンジンのターボ仕様となる。ボア×ストロークは変更され、レスポンスと燃費を向上させてくる。ハーテクト採用による軽量ボディ+ハイパワーのベビーギャングは健在だ。

■10月 ランクルとの差別化を徹底 レクサス『LX』

 トヨタSUV軍団の旗艦、『新型ランクル300』と並行開発されているのがレクサスのフラッグシップSUV『LX』だ。なんせその存在感は、海外での途上国ではサルーンのフラッグシップであるLSよりもLXのほうが上だというくらいだ。

巨大なスピンドルグリルを採用するのは変わらないが、新型のランクル300とはまったく違った印象のフロントマスクとなる新型レクサスLX

 新型LXでは現行型よりもランクルとの差別化が図られ、よりレクサスブランドにふさわしい独自性の強いエクステリアとインテリアが採用されることになる。具体的に現行型ではフロントマスクやリアのコンビランプなどボディ後部に違いがあるが、新型ではさらに踏み込んでボンネットを含めたフロント周辺、Cピラー以降の外板に加えてインテリアにも専用デザイン、専用設計が施されるのだという。

 4枚あるドアとルーフは新型ランクル300と共有化されるものの、LXのデザインが独自化されるのには理由がある。現行型のオーナーからランクル200との差別化が弱いという意見が出ており、そのマーケティングデータが新型では生かされるということなのだ。

 新型LXもランクル300同様、強固なラダーフレームを採用。そのパワートレーンには377ps/54.5kgmの3UR-FE型V8、5.7L DOHCを継続して採用する予定だ。2.5tにもおよぶLXの巨躯を大排気量NAが支える。登場はランクル300のあとになる。

■11月 ノーズタイプのバンに変更 トヨタ『NEWハイエース』

日本専用となる4ナンバー商用車として登場する新型ハイエース。キャブオーバータイプの現行型とは違い、ノーズを持ったタイプに変更される

 日本のボックス型商用車のなかでも圧倒的支持を得ているのがご存じトヨタ『ハイエース』。3ナンバーのワゴンもあるものの、その販売の中心は4ナンバーとなるバンが担っているワケだが、4ナンバー車は全長4700mm、全幅1700mm、全高2000mm以下と日本の道路運送車両法では規定されているため、新型ハイエースもまたこの4ナンバーサイズに収めるべく、国内専用モデルとして開発が進められている。

 現行モデルはフロントノーズがないキャブオーバータイプだが、次期型は衝突安全性の面から短めのノーズを持ったタイプに変更される。ノーズを持ちながらも現行モデルを荷室長で凌ぐというから、この室内レイアウトには注目したいところで、開発陣の腕の見せどころとなるだろう。エンジンはガソリンの直4、2L DOHCが採用されるという。

 同じ「ハイエース」の名でフィリピンなど海外で販売されているモデルとはまったく違うモデルが日本専用として登場する。

■11月 “Fモデル”が続々デビュー! レクサス『IS F/LS F/LC F』

 レクサスのハイパフォーマンスモデル、“F”の名を冠したスポーツモデルが続々と登場。Fモデルはパワーアップだけでなく、そのパワーに見合ったシャシー性能を持ち合わせている。

すでに販売が終わっているGS Fと入れ替わるような形でIS Fが復活する。国産Dセグメントのスポーツモデルではスカイライン400Rを凌駕

 まずは先代ISで設定されていた『IS F』が復活する。ベースの『IS』はビッグマイチェンを実施したばかりだが、そのマイチェンモデルをベースにIS Fが満を持して復活する。パワートレーンは『RC F』の搭載するV8、5L DOHCで、481ps/54.6kgmを発揮する。

LSとしては初のFモデルが登場する。その心臓部には新開発のV8、4Lツインターボエンジンが与えられ、2500kgに迫るLSをグイグイ加速させていく

 続いてフラッグシップサルーンの『LS』にもいよいよ“F”が登場する。その大柄な『LS F』のボディに用意されるのは新開発のV8、4Lツインターボだ。670ps/66.3kgmを絞り出す過激なスポーツユニットで、そのライバルとしては612psのV8、4Lツインターボで武装するメルセデスベンツ『S63AMG』、609psのV12、6.6Lツインターボを積むBMW『M760Li』など。

ベースのLCが持つエレガントなスタイルに過激さをミックス。迫力満点だ!

 最後がフラッグシップスポーツクーペとなる『LC F』。LS Fと同じく670ps/66.3kgmを誇る新開発のV8、4Lツインターボを搭載する。パワーに合わせてシャシーも徹底的にチューニングされ、ダブルジョイントマルチリンクサスで21インチタイヤを履きこなす。キャストアルミのサスアッパー取り付け構造を採用し、車体剛性も向上させているのだ。

■12月 新技術満載の快速SUV 日産『IMQ』

『IMQ』は日産の新型SUVで、直線と曲線を融合させたクーペフォルムが美しい。

日産はグローバルでSUVを刷新しているが、IMQは新規登場の期待のモデル。2基のモーターによる4WDとハイパワーモーターによる走りは期待感満点

 パワートレーンはアリアがフルEVなのに対し、IMQは充電不要のe-POWERを搭載。e-POWERは新型ノートで第2世代に切り替わり、IMQは新開発の1.5Lターボが組み合わされる。

 駆動方式は前後2基のモーターによる4WDとなるが、前後のトルク配分のみを制御するものか、アリアで初登場となる、4本のタイヤのトルクを個別に制御する『e-4ORCE』になるかは調査中。

 しかし2基のモーターの合計出力は340ps程度となることが明らかになっているため、走りのポテンシャルの高い期待の1台だ。価格は350万~450万円と予想。

■12月 全方位質感アップで復権を期す スズキ『NEWワゴンR』

新型ワゴンRも歴代の例に漏れず斬新なデザインとなる。ハーテクトを改良して乗り心地向上

 スーパーハイトワゴン軽自動車の台頭のあおりを食っているのが、かつて一世を風靡したハイトワゴン軽で、『新型ワゴンR』は、クォリティアップで新境地を見出す。

 新型ワゴンRは、評価の高いプラットフォームであるハーテクトの改良版が与えられ、乗り心地、ハンドリングの質を上げる。エンジンはスズキの軽の定番エンジンR06D型に手を加え、NVH(ノイズ・振動・ハーシュネス)の低減を実現。

 現行はマイルドハイブリッドのみだが、トヨタとの協業によりストロングハイブリッドの設定の可能性もある。

 標準タイプと若者をターゲットとしたスポーティなスティングレーのラインナップは変わらない。ワゴンRの復活に期待。

■12月 スバル初のクーペSUV スバル『アドレナリン』

デザインは「ダイナミック×ソリッド」路線の集大成。SGPの採用でひとクラス上の質感を実現。全長4490×全幅1830×全高1620mmと予想

『アドレナリン』はスバル初のクーペSUVで、全長4490×全幅1830×全高1620mmというミドルクラスSUVとして新規投入。

 エンジンは2Lのe-BOXERと1.8Lターボとなる。スバル・グローバル・プラットフォーム(SGP)の採用により走りにも期待できる。

■12月 標準とカスタムで勝負! トヨタ『NEWノア』

 全店全車扱いに切り替えたトヨタは、今後兄弟車の車種整理を推進していく。そのなかで『ノア』『ヴォクシー』『エスクァイア』の動向に注目が集まっているなか、トヨタとしては、最初に登場した『ノア』を残したい意向にあるようだ。

 しかし、スポーティでワイルドなヴォクシーはノアよりも売れているし、高級感を纏ったエスクァイアも一定の需要があるため捨てがたい。

標準タイプは全長4695×全幅1695×全高1800mm(予想)に対し、ヴォクシーのワイルドさとエスクァイアの高級感が与えらえるカスタムは全幅が1750mm前後の3ナンバー専用ボディとなる

 そこで新型ノアは、標準タイプとヴォクシーとエスクァイアのキャラクターを盛り込んだカスタムの2本立てで登場することになる。

 これはすでにタンクを統合したルーミーで実践ずみ。エクステリアデザインはキープコンセプトで、標準タイプは5ナンバー、カスタムは3ナンバー専用ボディが与えられる。

 パワーユニットの注目点は、ダイナミックフォースエンジンに変更される点で、ハイブリッドは1.8Lから2Lに変更される。

 またTNGA(GA-C)の採用により、現行で指摘されているライバルより劣る操安性を改善する。価格は260万~350万円で、現行からほぼ据え置きと予想している。

■12月 ジムニーの独壇場に果敢に挑む ダイハツ『新型軽SUV』

スクエアなデザインと大径タイヤが特徴。全長3395×全幅1475×全高1700mmと予想

 ダイハツは軽SUVの『タフト』の販売が好調だが、タフトはオンロード志向のいわばスズキ『ハスラー』の対抗馬。それに対し、新型軽SUVは、ジムニー対抗馬として、本格オフロード性能が与えられている。

 ジムニーがFRベースで、ラダーフレームを頑なに採用しているのに対し、新型SUVはFFベースで、ダイハツの新世代プラットフォームのDNGAを採用することによって、オンロードでの快適性を向上させることを狙っている。

 4WDシステムは、走破性に優れたロッキーの「ダイナミックコントロール4WD」または、それに近い電子制御4WDが与えられる。

 エクステリアはタフトと共通するスクエア基調で、大径タイヤを組み合わせることで力強さ、タフさが強調される。

 車名については、ダイハツは『ロッキー』『タフト』と立て続けに車名を復活させたこともあり、『ラガー』となる可能性も充分にあるだろう。

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