BRZ、ランクル、セレナなど注目の21台! 2021年のスクープ新車カレンダー下半期

■12月 スバル初のクーペSUV スバル『アドレナリン』

デザインは「ダイナミック×ソリッド」路線の集大成。SGPの採用でひとクラス上の質感を実現。全長4490×全幅1830×全高1620mmと予想
デザインは「ダイナミック×ソリッド」路線の集大成。SGPの採用でひとクラス上の質感を実現。全長4490×全幅1830×全高1620mmと予想

『アドレナリン』はスバル初のクーペSUVで、全長4490×全幅1830×全高1620mmというミドルクラスSUVとして新規投入。

 エンジンは2Lのe-BOXERと1.8Lターボとなる。スバル・グローバル・プラットフォーム(SGP)の採用により走りにも期待できる。

■12月 標準とカスタムで勝負! トヨタ『NEWノア』

 全店全車扱いに切り替えたトヨタは、今後兄弟車の車種整理を推進していく。そのなかで『ノア』『ヴォクシー』『エスクァイア』の動向に注目が集まっているなか、トヨタとしては、最初に登場した『ノア』を残したい意向にあるようだ。

 しかし、スポーティでワイルドなヴォクシーはノアよりも売れているし、高級感を纏ったエスクァイアも一定の需要があるため捨てがたい。

標準タイプは全長4695×全幅1695×全高1800mm(予想)に対し、ヴォクシーのワイルドさとエスクァイアの高級感が与えらえるカスタムは全幅が1750mm前後の3ナンバー専用ボディとなる
標準タイプは全長4695×全幅1695×全高1800mm(予想)に対し、ヴォクシーのワイルドさとエスクァイアの高級感が与えらえるカスタムは全幅が1750mm前後の3ナンバー専用ボディとなる

 そこで新型ノアは、標準タイプとヴォクシーとエスクァイアのキャラクターを盛り込んだカスタムの2本立てで登場することになる。

 これはすでにタンクを統合したルーミーで実践ずみ。エクステリアデザインはキープコンセプトで、標準タイプは5ナンバー、カスタムは3ナンバー専用ボディが与えられる。

 パワーユニットの注目点は、ダイナミックフォースエンジンに変更される点で、ハイブリッドは1.8Lから2Lに変更される。

 またTNGA(GA-C)の採用により、現行で指摘されているライバルより劣る操安性を改善する。価格は260万~350万円で、現行からほぼ据え置きと予想している。

■12月 ジムニーの独壇場に果敢に挑む ダイハツ『新型軽SUV』

スクエアなデザインと大径タイヤが特徴。全長3395×全幅1475×全高1700mmと予想
スクエアなデザインと大径タイヤが特徴。全長3395×全幅1475×全高1700mmと予想

 ダイハツは軽SUVの『タフト』の販売が好調だが、タフトはオンロード志向のいわばスズキ『ハスラー』の対抗馬。それに対し、新型軽SUVは、ジムニー対抗馬として、本格オフロード性能が与えられている。

 ジムニーがFRベースで、ラダーフレームを頑なに採用しているのに対し、新型SUVはFFベースで、ダイハツの新世代プラットフォームのDNGAを採用することによって、オンロードでの快適性を向上させることを狙っている。

 4WDシステムは、走破性に優れたロッキーの「ダイナミックコントロール4WD」または、それに近い電子制御4WDが与えられる。

 エクステリアはタフトと共通するスクエア基調で、大径タイヤを組み合わせることで力強さ、タフさが強調される。

 車名については、ダイハツは『ロッキー』『タフト』と立て続けに車名を復活させたこともあり、『ラガー』となる可能性も充分にあるだろう。

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