BRZ、ランクル、セレナなど注目の21台! 2021年のスクープ新車カレンダー下半期

■11月 “Fモデル”が続々デビュー! レクサス『IS F/LS F/LC F』

 レクサスのハイパフォーマンスモデル、“F”の名を冠したスポーツモデルが続々と登場。Fモデルはパワーアップだけでなく、そのパワーに見合ったシャシー性能を持ち合わせている。

すでに販売が終わっているGS Fと入れ替わるような形でIS Fが復活する。国産Dセグメントのスポーツモデルではスカイライン400Rを凌駕
すでに販売が終わっているGS Fと入れ替わるような形でIS Fが復活する。国産Dセグメントのスポーツモデルではスカイライン400Rを凌駕

 まずは先代ISで設定されていた『IS F』が復活する。ベースの『IS』はビッグマイチェンを実施したばかりだが、そのマイチェンモデルをベースにIS Fが満を持して復活する。パワートレーンは『RC F』の搭載するV8、5L DOHCで、481ps/54.6kgmを発揮する。

LSとしては初のFモデルが登場する。その心臓部には新開発のV8、4Lツインターボエンジンが与えられ、2500kgに迫るLSをグイグイ加速させていく
LSとしては初のFモデルが登場する。その心臓部には新開発のV8、4Lツインターボエンジンが与えられ、2500kgに迫るLSをグイグイ加速させていく

 続いてフラッグシップサルーンの『LS』にもいよいよ“F”が登場する。その大柄な『LS F』のボディに用意されるのは新開発のV8、4Lツインターボだ。670ps/66.3kgmを絞り出す過激なスポーツユニットで、そのライバルとしては612psのV8、4Lツインターボで武装するメルセデスベンツ『S63AMG』、609psのV12、6.6Lツインターボを積むBMW『M760Li』など。

ベースのLCが持つエレガントなスタイルに過激さをミックス。迫力満点だ!
ベースのLCが持つエレガントなスタイルに過激さをミックス。迫力満点だ!

 最後がフラッグシップスポーツクーペとなる『LC F』。LS Fと同じく670ps/66.3kgmを誇る新開発のV8、4Lツインターボを搭載する。パワーに合わせてシャシーも徹底的にチューニングされ、ダブルジョイントマルチリンクサスで21インチタイヤを履きこなす。キャストアルミのサスアッパー取り付け構造を採用し、車体剛性も向上させているのだ。

■12月 新技術満載の快速SUV 日産『IMQ』

『IMQ』は日産の新型SUVで、直線と曲線を融合させたクーペフォルムが美しい。

日産はグローバルでSUVを刷新しているが、IMQは新規登場の期待のモデル。2基のモーターによる4WDとハイパワーモーターによる走りは期待感満点
日産はグローバルでSUVを刷新しているが、IMQは新規登場の期待のモデル。2基のモーターによる4WDとハイパワーモーターによる走りは期待感満点

 パワートレーンはアリアがフルEVなのに対し、IMQは充電不要のe-POWERを搭載。e-POWERは新型ノートで第2世代に切り替わり、IMQは新開発の1.5Lターボが組み合わされる。

 駆動方式は前後2基のモーターによる4WDとなるが、前後のトルク配分のみを制御するものか、アリアで初登場となる、4本のタイヤのトルクを個別に制御する『e-4ORCE』になるかは調査中。

 しかし2基のモーターの合計出力は340ps程度となることが明らかになっているため、走りのポテンシャルの高い期待の1台だ。価格は350万~450万円と予想。

■12月 全方位質感アップで復権を期す スズキ『NEWワゴンR』

新型ワゴンRも歴代の例に漏れず斬新なデザインとなる。ハーテクトを改良して乗り心地向上
新型ワゴンRも歴代の例に漏れず斬新なデザインとなる。ハーテクトを改良して乗り心地向上

 スーパーハイトワゴン軽自動車の台頭のあおりを食っているのが、かつて一世を風靡したハイトワゴン軽で、『新型ワゴンR』は、クォリティアップで新境地を見出す。

 新型ワゴンRは、評価の高いプラットフォームであるハーテクトの改良版が与えられ、乗り心地、ハンドリングの質を上げる。エンジンはスズキの軽の定番エンジンR06D型に手を加え、NVH(ノイズ・振動・ハーシュネス)の低減を実現。

 現行はマイルドハイブリッドのみだが、トヨタとの協業によりストロングハイブリッドの設定の可能性もある。

 標準タイプと若者をターゲットとしたスポーティなスティングレーのラインナップは変わらない。ワゴンRの復活に期待。

次ページは : ■12月 スバル初のクーペSUV スバル『アドレナリン』

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