■新型ランクルプラドのデザインはどうなる?
次期型ランドクルーザープラドはどのようなスタイルで登場するのだろうか。外観のデザインは兄貴ぶんのランドクルーザー300の変貌ぶりが参考になる。
おそらく新型ランドクルーザーのように、キープコンセプトながら、これまでの路線とは違うデザインの新型フロントマスクとなり、GR SPORTSも設定されるのは間違いない。
ボディサイズも従来モデルとほとんど差がないはずである。新型ランドクルーザープラドのサイズは全長4825mm×全幅1885mm×全高1835mmになる見込み。ホイールベースは50mm程度延長することで、走行性の向上や室内の居住空間の拡大を図る。
基本的にキープコンセプトで登場することになるが、モノコック化はせずに頑強なラダーフレーム構造を踏襲する。サスペンションはフロントがダブルウィッシュボーンを採用し、リアにはコイルスプリング式トレーリングリンクタイプのリジッドアクスルを踏襲。2列シート5人乗りと3列シート7人乗りの両仕様の設定も引き継ぐ。
パワーユニットは2.8リッタークリーンディーゼルターボと2.7リッターガソリンNAを搭載する。ターボはツイン方式で低燃費&高性能の両立をさらに進化させると思われる。
トランスミッションは6ATか8ATとの組み合わせとなる。近い将来の電動化対応では2.5リッターハイブリッドユニットの開発を進めており、早ければ2024年頃に追加設定し、以降はこちらのほうが販売の中心になることを想定したラインナップとなりそうだ。
安全&安心、オフロード走行、利便性向上装備では安全&安心パッケージの「トヨタセーフティセンス」を最新の進化デバイスを標準装備する。
ディスプレイオーディオをナビ画面は現行の9インチからハリアー並みの12.3インチの大型サイズに拡大する。
グレード構成は2.7リッターガソリンがTX、2.8リッターディーゼルターボがTX、TX-Gに加えてスポーツバージョンのGR SPORTも設定する方向で開発を進めている。これによって月販目標は4000台規模を目指すことになりそうだ。
■証言:首都圏トヨタ店営業担当者
「これまでは、ランクルプラドは、ランドクルーザー登場1年後での世代交代が多かったです。通常なら1年後であれば、次期型が噂される頃だが、それがないのは次の2023年夏か秋に持ち越されているのかもしれません。現行モデルは古くなっているのに良く売れています。
6月1日に発売した一部改良モデルでは3ヵ月待ちでかなりのバックオーダーを抱えています。しかし、今だとナビ、ETC、ドライブレコーダー付きで30万円以上の値引きだから、かなりの買い得といえるでしょう。5年後のリセールバリューは45%程度とトヨタ車のなかでもトップクラスの価値をキープしているので売る時もいいと思います」。
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