2021年6月10日に中東トヨタが世界初公開した新型ランドクルーザー300。今年8月上旬にも日本で発表される見通しだが、次に気になるのは新型ランドクルーザープラドの行方。
現行モデルの登場は2009年9月14日だから、すでに約12年が経過している。はたして新型ランドクルーザープラドはいつ発表されるのか? 搭載エンジンは? グレードは? 流通ジャーナリストの遠藤徹氏が入手している、今わかっている情報すべてお伝えしていこう。
文/遠藤徹
写真/トヨタ
【画像ギャラリー】2021年6月10日世界初公開! 新型ランクル300の全貌が明らかに!!
■新型ランクル300の次は新型ランクルプラドの情報が気になる!
ランドクルーザー300の弟分となる、ランドクルーザープラドの世代交代は、ランドクルーザー300の登場後、1年後に実施されるのがこれまでのパターン。このパターン通りであれば、ランドクルーザープラドの次期型は2022年8月か9月あたり。
ところが今回はさらに1年先送りし、2023年8~9月あたりではないか、との情報が流れている。これにはどういう背景があるのだろうか。
というのは2022年のトヨタのニューモデル展開を販売店筋の情報から予想すると1~3月にノア/ヴォクシー/エスクァイア、中盤にクラウンSUV、そして後半にはアルファード/ヴェルファイアといった大物のフルモデルチェンジラッシュが続く。
ランドクルーザープラドのフルモデルチェンジは2022年だと、タイミング的にあまり良くないとの見方がある。こうした流れから見てもランドクルーザープラドの投入時期は2022年よりも2023年8~9月あたりのほうが戦略的にベストなタイミングともいえる状況になっている。
2021年6月1日、トヨタはランドクルーザープラドの一部改良モデルと、ランドクルーザーの生誕70周年を記念した特別仕様車を発売し、さらに好調な販売推移をみせている。2021年5月の登録実績は2447台で前年同月比138.3%増、1~5月累計だと1万6194台、84.8%増、月平均3239台である。
この販売台数はクラウンをはるかに上回っているほどの人気ぶりである。従来はトヨタ店の専売だったが、2020年5月から全トヨタ系列店で扱うようになり、販売力の強化も手伝っている。
なかでもクリーンディーゼル車はシリーズ全体の80%を占める人気モデルとなっている。これだけの人気モデルであるから、当分はフルモデルチェンジの必要がないといった見方もできる。
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