■ホンダ 新型シャトル(2022年4月登場予定)
フィットをベースにした貴重な5ナンバーサイズのステーションワゴン、シャトルが現行型フィットベースでフルモデルチェンジされ生まれ変わる。
3代目となる新型もキープコンセプトで、5ナンバーサイズを堅持。
パワートレーンは現行型フィットと同じく、1.5Lハイブリッドとコンベンショナルな1.3L直4ガソリンエンジンを設定。
ハイブリッドは、2モーター+リチウムイオンバッテリーに変更されることになる。
車名は、再び「フィットシャトル」が復活する可能性がある。これはヤリス&ヤリスクロスのように、フィットシリーズに組み込むことで販売台数に上乗せすることができるようになるためだ。
苦戦するフィットとして、ライバルに対抗するために販売サイドから要望が出ているようだ。
■ホンダ 新型フリード(2022年9月登場予定)
2016年に登場し、そのちょうどいいサイズ感により高い人気を獲得しているホンダの屋台骨、現行型フリード。
そんなフリードも、ついに2022年9月フルモデルチェンジを行う。新型も、5ナンバーサイズの3列ミニバンというコンセプトはそのまま継承することになる。
パワートレーンは、これまでの1モーター2クラッチ方式を採用したi-DCDではなく、現行型フィットと同じ2モーター+リチウムイオンバッテリーを採用したe:HEVに変更される。これにより走りにも磨きがかかる。
近年マストアイテムとなっている先進安全装備のホンダセンシングは、ソナーセンサーとフロントワイドビューモニターを採用した最新型に切り替わる。
またフリードに対して、テールゲートパネルやリアバンパーを使い勝手のいい開口部が広いタイプに変更した派生モデル「フリード+」も継続して設定される。
低床化を追求し、多彩なシートアレンジを売りにすることは新型でも変わらない。
■トヨタ 新型シエンタ(2022年7月登場予定)
5ナンバーサイズの3列シートミニバンとしてライバル、フリードとしのぎを削るシエンタ。
現行モデルは2015年に登場しているので約7年ぶりにフルモデルチェンジを行うことになる。
外観デザインについては、現行型はヘッドライトまわりやボディサイド、リアのハッチゲートまわりに取り付けられたブラックのガーニッシュが個性的で好き嫌いが分かれるところだが、新型はアクの少ないオーソドックスなデザインになりそうだ。
新型は新開発のTNGAプラットフォームを採用することで、走りの質感も大きく向上。パワーユニットは改良型の1.5LガソリンNAとハイブリッドを搭載し、トランスミッションはいずれもCVTとの組み合わせになる。
ハイブリッド車の現行型は2WDのみだが、次期型では4WD車も設定されることになりそうだ。
安心・安全パッケージのトヨタセーフティセンスも最新版が標準装備される見込みとなっている。
■ダイハツ 新型パッソ/ブーン(2022年4月登場予定)
ダイハツが開発を担当し、トヨタにOEM供給するパッソ/ブーン。登録車におけるエントリーモデルだが、現行型はややあいまいなハンドリングについて指摘を受けるなど改善点があった。
新型ではライズ/ロッキーで高い評価を受けているDNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)に基づき設計されたプラットフォームを採用することで、走行性能を大幅に向上させる見込みだ。
またスポーツグレード「X4」も復活が期待されているが、X4の系譜に名を連ねるほど過激なものではなく、新たに開発された1Lターボを搭載し、キビキビとした走りを楽しむことができるモデルになりそうだ。
予想される出力は110ps/20.0kgmで、新プラットフォームと組み合わせることで、大いに期待が持てる内容となりそうだ。
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