■ホンダは変革の只中にある
今まさに、ホンダは新時代への脱皮に向けたサナギの時期と言えるだろう。
S660やNSXなどスポーツモデルの生産終了や、オデッセイ、レジェンドといった歴史ある車種の販売終了など、車種ラインナップの整理が昨年から今年にかけていっきに発表された。
車種ラインナップが減らされるいっぽうで、新規投入モデルの具体的な情報や説明がなく、「ホンダよ、どこへ行く……」といった悲観的な印象を持ったファンも多いだろう。ベストカーもまったくもって同様だ。
しかし、一方で今回のインテグラ復活の報をはじめ、三部社長が就任時に伝えているように、電動化を中心とした、2030~2040年に向けた、今後10年スパンでの商品ラインナップの再構築に向けた、今が一番大切な時期であることをしっかりと認識しなくてはならない。
まずは来年北米に向けて正式投入される「新型インテグラ」に大いに期待をして、日本国内投入を願いたい。
■インテグラの歴史
インテグラのネーミングを初めて採用した4輪車は1985年にデビューした「クイント・インテグラ」。
ZC型1.6LDOHCエンジンを搭載するスペシャルティクーペ&セダンだった。インテグラの名称は、1982年に登場した二輪車、CBX400のカウル装着車のサブネームだった。
4輪のインテグラは1989年登場の2代目時に初のVTECエンジンを搭載。3代目ではタイプRが設定されるなど、FFスポーツクーペの中心的存在だったが、2007年に生産を終了した。
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