■日本でも新生「クロストレック」として登場へ!
さて、気になる次期型XVだが、これまで日本でも北米でもベースとなっていたインプレッサの発表が先だったのだが、販売関係者から話を聞くと、今回からその主従関係が逆転するのだという。
具体的には、「XVの車名がなくなり、北米でも日本でも『クロストレック』という車名に統一され、フルモデルチェンジを受けることになります」というのだ。
XVの名前がなくなるというのは日本のスバリストにとって意外な気もするが、実は北米での販売実績を見るとそうでもなかったりする。今年1~6月までの上半期の北米でのスバル車ではクロストレックが8万4126台でトップとなっており、2位のフォレスターの5万8674台に対して圧倒的な差をつけているからだ。
すでに海外ではこの次期型クロストレックのテストカーの姿が目撃されており、その外観は現行モデル以上に「Dynamic×Solid」に「BOLDER」というデザインテイストを色濃く反映されており、厚みを増したフロントグリルとヘッドライトにはスバル車のアイデンティティである「コの字」型が強調されている。
■パワートレーンには新開発1.5Lターボ搭載か?
今のところ、次期型クロストレックの登場は今年末から来年初めにかけて、というのが予測されるスケジュールだが、主戦場が北米市場というクロストレックだけに今年11月に予定されているLAショーでワールドプレミアされる可能性も高そうだ。
販売関係者の話によれば、「次期型はボディサイズも若干大きくなり、サイズアップします」とのことで、現在のフォレスターよりやや小さいくらいになるという。パワートレーンに関しては、現行レヴォーグ、そしてWRX S4に搭載されたSGP(スバルグローバルプラットフォーム)+フルインナーフレーム構造が採用されるのは間違いないところで、エンジンでは2Lのe-BOXERが継続採用され、新開発の1.5L直噴水平対向ターボ搭載の可能性が高い。
さらに現行型の北米クロストレックが採用するプラグインハイブリッドが日本仕様に採用されるかどうかは未定だ。いずれにせよ、北米でも日本で売れ筋のSUVであるクロストレックだけに今から登場を期待して待ちたい!
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