ホンダ「e」 驚愕の後輪駆動で2020年に日本発売!!!

ホンダ「e」 驚愕の後輪駆動で2020年に日本発売!!!

2019年3月6日、ついにホンダ e(ホンダ イー)プロトタイプがジュネーブモーターショーで世界初公開された。ホンダが欧州市場でEVを市販するのは今回が初。同車は日本での販売が決定しており、さらにその発売時期についてもホンダのコメントにより明らかとなっている。

現代のトレンドとは異なる後輪駆動のホンダ製小型EVが、いよいよ2020年に日本でも発売される!

文:ベストカーWeb編集部/写真:HONDA


ホンダ「e」は後輪駆動で全長4m以下の小型EV

見るからに小型なボディは全長4m以下であることも判明。5ドアのコンパクトカーながら後輪駆動を採用する異色のEVだ

新しいけれど懐かしい。コンパクトながらひと際目立つルックスがショー会場で異彩を放つ。

今回発表されたホンダ e プロトタイプは、新開発のEV専用プラットフォームを採用した完全な新規車種。コンパクトなボディながら長いホイールベースと短いオーバーハングを実現し、街中での取り回しの良さを確保しているという。

そんなEV専用プラットフォームはパッケージングも画期的。なんと駆動方式は後輪駆動を採用し、“コンパクトな”とだけしか公表されていないサイズも、ホンダによると「全長は4m以下」で、軽自動車枠(全長3.4m未満)には収まらないようだが、フィットよりもひと回り小さく、日本でも扱いやすい。

現代の小型車では珍しい後輪駆動のパッケージングは、実車を見ると「RR」(リアにモーターを搭載し、後輪を駆動)であることは間違いなく、EVの肝となるバッテリーは床下に搭載。EV走行距離は国際基準のWLTPモードで200km以上を達成している。

このほか実車をよく見ると、従来のドアミラー位置にはカメラが付き、鏡をカメラで代替する「サイドカメラミラーシステム」が採用されるなど最新技術も散りばめられている。

気になる日本発売は来年で確定!! 夏頃が濃厚

ジュネーブショーで世界初公開されたホンダ「e」プロトタイプ。今年内に生産を開始するとともに日本での市販も決定!

さて、注目のデビュー時期については、2019年内に生産を開始し、それに先立ってまず欧州で今夏から先行受注を開始する予定。

そして、日本での展開についても、ホンダ自身が「日本で市販すること」、「日本での発売時期は2020年であること」を明らかにしている。

さらに、ホンダ関係者によれば「厳密に言えば発売は2020年度」とのことで、発売時期は2020年4月以降であることも判明。2020年夏にも日本で発売されることになりそうだ。

ジュネーブショーでホンダは「2025年までに欧州で発売するすべての四輪商品を電動車両にする」という目標も発表したが、欧州では航続距離の長さや高い平均速度が求められる場面も多い。そうした使い方にはハイブリッドやPHEVを用意しつつ、EVはシティコミューターとして位置づける。

EVにはエンジンとモーターを両方搭載する必要がなく、小型・軽量化の点ではより効率的。使い方を切り分けることで小型EVのホンダ eが生まれたというわけだ。

優れた環境性能はもちろん、画期的なパッケージングで車としても新しい。現代の常識を破る後輪駆動の新しいEVが、いよいよ日本でも誕生する。

フロントとリアスタイル。リアドアハンドルはピラー内に埋め込むスタイリッシュなタイプを採用

先進的ながら量産化に向けて完成度が高まったインテリア。左右端にはデジタルミラーのカメラ映像を映すとみられるモニターも配置

リアシートは2人掛けで4人乗りとなる模様。床下にバッテリーを収めるが足元スペースも確保されている

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