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■東京地区のトヨタ販売店は4月から4系列店を統合

トヨタの4系列ある販売網は、この4月から統合し、東京地区では「トヨタモビリティ東京」が発足。全店で同一車種を扱うことになります。

そして各店舗は同一法人になります。そのため、新車を購入する人にとっては従来のようなトヨタの販売店同士を競合させて、大きな値引きを引き出して購入する買い方ができなくなります。

従来のような系列店の専売モデルがなくなり、扱い車が増えることで商売がしやすくなりますが、その半面で売れゆき不振の店舗や重複する地域の店舗は整理統合の対象になるため、近い将来にトヨタ車全体の販売台数が少なくなり、シェアが縮小する可能性も生じてきます。

メーカーのトヨタとしては、こうした系列店統合&ワンオペレーション化は東京を皮切りに全国に拡大したい考えです。が、有力な地場資本の販売会社の多い地域で、トヨタの指示にすんなり従うかが課題となりそうです。

この地場資本の販社同士がスムーズに統合に応じるのは難しく、これをトヨタが強行すればトヨタを離れる販社が現れ、他メーカーや輸入車を扱う販社へ転身する動きにもつながる可能性も指摘されます。こうなると、さらにシェアダウンに発展する懸念もありそうです。

いずれにせよ、東京地区は従来系列店の解消に伴い、店舗のリニューアルが3月に入り各所で行われています。

■新型リーフe+&改良型リーフが好調な滑り出し

日産が1月23日に発売した新型リーフe+&改良型リーフの売れゆきが好調な滑り出しをみせています。

1〜2月下旬現在のリーフ全体の受注累計は約5000台で、当初見込みの計画を30%以上上回る推移となっているのです。このうちリーフe+は40%、従来の改良型は60%を占めています。当初、日産はe+の販売構成比を30%程度と予想していたようですが、実際にはこれを10ポイント上回っています。

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グレード別受注構成比は、従来の40kWh車のXが29%、Gが20%、e+のXが21%、e+のGが19%です。

日産の国内販売で今やリーフは、ノート、セレナ、エクストレイルに次ぐ4番目の量販モデルに位置づけられます。日産は今後、ユーザー向けの1泊2日の試乗会などを通じて、さらにリーフの周知徹底を図る方針です。

■ジムニー/ジムニーシエラの納期が短縮

昨年7月にフルモデルチェンジし、好調な販売で納期が大幅に延びていたジムニー/ジムニーシエラですが、増産の効果と受注ピッチが落ちついたことによって、ようやくの納期が早まる気配を見せています。

年初までの納期は、ジムニーが半年、ジムニーシエラが1年でした。それが最近は、ジムニーが5カ月、シエラが半年程度に短縮できるグレードが出始めているのです。

2018年7月の登場以来、大人気を続けるジムニーとジムニーシエラ。5ドア仕様の開発も進められているそうだが、まずは納車待ちが解決しないと派生モデルの発売など夢のまた夢だとか

ただし、納期が早まっている車両の多くは各販社が先行予約でメーカーに生産を早めに依頼した分となります。つまり、グレードやボディカラーを指定せずに成約したケースであり、それ以外の仕様だとまだ従来通りの納期で待たされるケースがほとんどだといいます。

とはいえ、販社により事情が異なるため、多くの店舗を回れば希望する仕様のジムニー/ジムニーシエラが早めに手に入る可能性もあります。

次ページは : ■新型ES&UXが好調な売れゆきで納期が長期化

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