■ターボハイブリッドで新境地を拓く!
パワーユニットも確定的な情報を入手している。現行型に搭載されている2TR-FE型直4、2.7Lガソリンエンジンをベーシックな仕様に設定し、1GD-FTV型直4、2.8Lディーゼルターボも継続採用する。もちろん、両ユニットともに徹底的な改良を施し、全域でのレベルアップを果たす。
注目は新開発のT24A-FTS型直4、2.4Lガソリンターボの新採用で、その純ガソリンターボ(279ps/43.8kgm)とハイブリッド(システム出力371ps)の2種類を設定する。
ハイブリッドはクラウンクロスオーバーRSやレクサスRX500hに搭載されている「デュアルブーストハイブリッド」で、後輪をモーターで駆動するフルタイム4WDとなる。
ランクル300はV6、3.5Lのガソリンターボと3.3Lのディーゼルターボの組み合わせで、ハイブリッドはなし。つまり、次期プラドが歴代ランドクルーザー初のハイブリッド設定車になるということ。新時代のランクルにふさわしいラインナップとなるわけだ。
トランスミッションは現行型の6速ATの改良型を継続採用するという説が有力。ランクル300は新開発の10速ATだからそこでは差がつくことになるが、ATにも新たな技術が投入される可能性は高く、信頼性の高さもあって不満を感じることはないだろう。もちろん、駆動方式は全車フルタイム4WDとなる。
■大人気必至で抽選販売の予想
正式デビューは今年の夏頃と言われていたが、10〜11月頃が有力というのが最新情報だ。世界中で需要が旺盛なランクル300は受注がストップしており、次期プラドも激しい争奪戦になることが予想される。
その販売方法は今まさに各販売店で検討中と思われるが、希少なフレーム構造のクルマということもあって大量生産は難しい。発売直後はやはり抽選になることが避けられず、「いつでも買える」という状態にはなりそうにない。
現行型はベーシックグレードで約370万円からという意外と安い価格設定だが、次期モデルは新装備の採用やサイズアップされることもあって、400万円台後半からのスタートとなりそう。
ターボハイブリッドは700万円程度と、価格レンジはかなり広い設定となりそうだ。なお、伝統の3列シート車も用意されることになる。
期待が膨らむいっぽうの次期ランクルプラド。気になっているなら、迷っているヒマはなさそうだ。
●NEWランクルプラド予想スペック
全長×全幅×全高:4900×1920×1900mm
ホイールベース:2850mm
車両重量:2200kg
パワーユニット:直4、2.4Lターボハイブリッド
システム出力:371ps
トランスミッション:6速AT
駆動方式:4WD
WLTCモード燃費:14.0km/L
予想価格:700万円
発売時期:2023年10〜11月
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