2023年7月6日にトヨタUSAサイトに新型ランドクルーザープラドを想起させる1枚のシルエット写真が掲載された。2023年中に登場すると噂される次期プラドの登場へ向けて、着々と準備が整いつつあることを感じさせる。プラドの今、そして今後の動きを筆者の取材でキャッチした。気になる発売スケジュールも見えてきたぞ。
文:ジョー城ヶ崎/写真:ベストカー編集部
■まだまだ現役?現行モデルはいつまで注文できる?
2009年に登場し、2023年9月で丸14年を迎える現行型(150系)のランドクルーザープラド。2度のマイナーチェンジを行いながら、現在まで高い人気を維持してきたトヨタの旗艦モデルの一つである。
一時、その人気の高さから受注停止を余儀なくされた時期もあったが、2023年春ごろから受注を再開した。しかし、原稿執筆時点(7月中旬)では、予定販売台数を売り切ったトヨタ販社も多くなっており、現行型プラドを注文できる期間も残りわずかだろう。
8月初旬には、ほぼ全ての販社のオーダー枠が埋まり、現行型プラドの注文もできなくなるはずだ。
筆者のもとに入ってきた情報によると、現行型プラドの生産は2023年11月3日まで続くという。この日が150系プラドの生み出される最後の日、すなわち新型へと切り替わる節目の日となる。
現行型生産打ち切りの日程が見えてきたことで、2023年中の新型発売も現実味を帯びてきた。今後、次期250系となるプラドはどのような形で登場してくるのか。販売スケジュールを考えていく。
■発表と発売は別日程で調整中?いったいいつになるのか
クラウン・プリウス・アルヴェルと、大物車種が次々とモデルチェンジしたトヨタ。その発表方法や発売時期も、車種によって様々な趣向を凝らしたものになっている。
クラウンは2022年7月に4車種同時のワールドプレミアが行われ、同年9月にクロスオーバーが発売された。同年11月にはプリウスをロサンゼルスモーターショーで公開し、翌年1月に発売している。
最直近では2023年6月21日にアルファード・ヴェルファイアの発表発売があったが、この時は発表と発売を同日に行う形式だった。
事前に発表を行い、ある程度の車両概要を周知させてから販売を行ったクラウン・プリウスに対して、発売当日までほぼ情報なしを突き通したアルヴェル。新型車導入にも、様々なサプライズを用意するトヨタの手法には感服する。
さて、話をプラドに戻そう。前段でお伝えしたとおり、現行型の生産終了は11月3日で決定している。つまり、以降に生産ラインの変更がかかって、すぐに新型の生産が始まることだろう。
ここから予想される新型プラドの発売時期は、2023年11月下旬以降。しかし、今秋から今冬にかけては、クラウンセダンやレクサスLBXの日本発売が予定されており、スケジュールはパンパンだ。
プラドほどの車種であれば、2023年の締めくくりにもふさわしい。他車との兼ね合いも含め、新型プラドの発売は2023年のラストを飾る、2023年12月初旬から中旬になる可能性が高いと筆者は見る。
ただし、トヨタUSAにランクルを想起させる写真がアップされたことや、兄弟車となるはずのレクサスGXも既に発表されている点を考えると、新型プラドの発表は発売よりも先行して行われる可能性が高い。
発表・発売の流れは、クラウンの方法に類似しそうな予感。ともすると、そろそろワールドプレミアという話が出てきてもいい時期になってきている。
コメント
コメントの使い方新型ランクルの目がデリカミニっぽい…ちょっと閉じてる感じのヘットライト今流行ってるのか?