次期型ハイエースなのか!? それとも新規投入モデルなのか!? そして、2019年10月に登場するという情報は本当なのか……。正直、トヨタの新型高級ミニバンに関して、情報が錯綜していることは否めない。
この情報を「ベストカー」では7月10日号(6月10日発売)で速報、追って当サイトでも配信し、大変大きな反響をいただいた。
そこで、第一報の情報入手から2か月ほどが経過し、本誌スクープ班の追跡取材でアップデートされた最新状況を解説。
発売時期、そして車名に関する最新事情が新たにわかってきた。
文:編集部
CG:編集部、写真:TOYOTA
ベストカー 2019年8月26日号
新型グランドハイエースを巡るここまでの動きは?
当サイトで新型グランドハイエースについて、初めに報じたのは2019年7月8日付けの「【新型グランドハイエース10月デビュー決定!】アルファードより凄い!? 新世代VIPミニバンに期待!」というエントリーにおいて。
詳細は上記記事のとおりだが、一連の報道は2019年5月21日にオーストラリアトヨタと台湾トヨタが突如、新型グランビアを発表したことに端を発している。
日本仕様のハイエースには現在、商用のバンと乗用のワゴンが存在しているが、初代グランビアはもともと欧州ハイエースをベースとした高級ミニバンという位置づけのモデルで、日本でも2002年まで販売されていた。
その後継モデルが、ここまで報じてきた“噂の高級ミニバン”であり、「グランビアは新型ハイエースをベースとした高級ミニバンとなり、日本ではグランドハイエースとして2019年10月に発売される予定」というのが第一報の概要だった。
では、注目の発売時期、そして日本仕様の最新情報はどうなっているのか? ここからは本誌8月26日号で明らかとなった新情報をお伝えしたい。
グランビアじゃなくてグランドハイエース!? 車名と発売時期の最新情報は?
まず、ここでお伝えするのは、トヨタが(ハイエースのフルモデルチェンジとは別に)『新規投入』を計画している、大型高級ミニバンの最新情報である。
都内のトヨタ販売会社であるトヨタモビリティ東京の関係者を取材すると、「グランドハイエースというネーミングかはわからないけれど、アルファード/ヴェルファイアとは別の、大型ミニバンが投入されるという情報は、確かに聞こえている」という。
これが海外向けハイエースをベースに開発される大型ミニバンということになろう。
この『グランドハイエース』とされるモデルのヒントとなるのが、2019年5月21日に台湾、オーストラリア向けに登場したグランビアだ。
全長5300mm、全幅1970mm、全高1990mmという大型ボディで、海外向けハイエースをベースに開発された乗用ミニバン。これが国内向けの「グランドハイエース」になる。
(海外仕様の)グランビアには4列シートの9人乗りが設定されるが、グランドハイエースでは3列シートで6〜7人乗りとなる。
気になる発売時期なのだが、10月発売となると現時点で販売店に具体的情報がないというのは現実的ではない。
おそらく10月24日より開催される東京モーターショーに市販前提の参考出品車として登場し、その後2019年12月に発売開始というのがおおよそのスケジュールとなろう。
搭載されるエンジンは2.7L直4ガソリンエンジンで、2.8Lディーゼルターボも国内投入されるかもしれない。
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当サイトでは引き続き最新情報を調査中。入手次第、続報をお届けする。
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