新型Tjクルーザー/2020年5月デビュー
2020年5月のデビューが有力。2017年の東京モーターショーに参考出品したTjクルーザープロトタイプの市販バージョン。
最近のSUVはゴージャス&スポーティ傾向が強いが、こちらはバン的な道具としての使い勝手、積載性の良さを強調した仕立てが特徴。
両側スライドドアのミニバン仕立てのSUVで対抗モデルは三菱自動車のデリカD:5が近い。
2列シート5人乗りが主体だが、3列シート7人乗り仕様が設定される可能性もある。外観は直線的なワイルド感のあるボックス型のボディシェルを採用。
フロントマスクは丸目2灯式のヘッドランプに大型逆台形的ハニカムグリルと両側に太いメッキ板を配置したワイルドなSUVマスクのデザインを採用。リヤのコンビランプやパネルもフロントマスクに似たデザインでまとめているのが特徴だ。
ボディサイズは全長4300mm、全幅1775mm、全高1610mm。ホイールベースは2750mm。
2列シート仕様の室内は助手席側が前後シートともフルフラットになり、約3mの長尺物も積載可能。
床面になる背もたれの背面やデッキボードにはフックやタイダウンベルトなどで荷物を固定するためのポイントを数多く設け、さまざなの荷物の積載が可能。
両側のドアをスライド開閉にして横からの荷物の出し入れの利便性を高めている。運転席の後ろの席は座面を前方に立てると買い物した荷物を置くスペースが生まれる仕組み。仕事や遊びでアクティブに使うことを配慮したオフロードモデルといえる。
パワーユニットは2.5L、NAガソリン&ハイブリッドを搭載。FF&4WDとCVTの組み合わせとなる。車両本体価格は350万~450万円程度の設定となる見込みだ。
新型ハリアー/2020年6月デビュー
今、世界的にSUVは、クーペスタイルが最新の潮流になっている。2020年6月に登場予定の新型ハリアーはそうしたクーペSUVのスタイルで登場する。
現行RAV4とのクラス分けを明確にするため、スタンダードなSUVはRAV4に任せ、新型ハリアーは低いルーフラインで、上級なクーペSUVという位置づけだ。
パワーユニットは2Lターボ、2.5Lガソリン&ハイブリッドで、いずれも2WD/4WDを用意。
2Lターボは6速AT、他はCVTとの組み合わせとなる。これら新世代SUVはいずれもTNGAのプラットフォームと最新のトヨタセーフティセンスが共通のウリとなる。
新型ランドクルーザー300/2020年秋デビュー
ランドクルーザー300は現行200の後継モデルで13年ぶりの世代交代となる。トヨタにおける次世代クルマ作りの考え方を導入した「TNGA」や最高度に進化させた安心パッケージ「トヨタセーフティセンス」を採用して仕立てる。
オフロード4WDモデルの最高峰にふさわしいラグジュアリーSUVで、さらにクオリティアップ、ラフロード走行、走破性に磨きをかけるべく開発を進めている。
エクステリアデザインは直線を強めたワイルド感を強調したボディシェルを採用。ラダーフレーム構造はさらに剛性を強めた頑丈さで進化させる。
室内は最高のクオリティに磨きをかけながら座り心地、シートアレンジメントの使い勝手、多彩化を進め、3列シート8人乗りを継続する。
搭載されるパワートレーンはV6、3.5Lターボハイブリッドとなる。既存のトヨタパワートレーンには存在しないため、ランクル300のために新開発されるパワーユニットだ。
具体的には、レクサスLS500に搭載される高効率新世代型V6、3.5Lツインターボエンジン「V35A-FTS」をハイブリッド用にチューニング。これにマルチステージハイブリッドシステムを組み合わせたものとなる。
クラウンの3.5ハイブリッドやレクサスLS500hの8GR-FXSはいわば旧世代のV6エンジンで、これにターボを組み合わせて今後10年以上生産されるランクル300に搭載するのは合理的ではない。
熱効率の高い新世代型V6エンジンをハイブリッド用とすることで、一定の回転領域での熱効率を高め燃費とドライバビリティを高めるのだ。
ちなみにV35A-FTSエンジンのスペックは422ps/6000rpm、61.2kgm/1600~4800rpm。
ハイブリッド用とすることで最高出力は350ps程度に抑えられ、最大トルクは50㎏m程度となる。
これに180ps/30.6kgmのモーターが組み合わされることで現行型V8、4.6Lの318ps/46.9kgmどころか、レクサスLX570の377ps/54.5kgmをも凌ぐ動力性能を手に入れるとともに、実用燃費10km/Lに迫るエコ性能も両立することになる。
ランクル300のデビューは2020年秋。さらに、ひとクラス下のオフロード4WDのランドクルーザープラドは2022年9月あたりの世代交代になる。
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