岡山県のボルボ・トラックディーラーである株式会社キャリオンが2022年度の年間販売台数100台を達成。この快挙を祝うため来日したボルボ・トラックのボス、ロジャー・アルム社長らが、日本市場で存在感を増しているボルボ・トラックの今後の展望を語った。
文・写真/トラックマガジン「フルロード」編集部
年間販売台数100台を達成したキャリオン
動力性能の高さや快適な居住空間が日本のトラックドライバーからも高く評価されているスウェーデンのボルボ・トラック。日本市場での販売は好調で、販売台数は過去10年右肩上がり。2022年度には過去最高となる630台の販売台数を記録している。
国内販売を担当するボルボ・トラックセールスは好調の要因を、製品の認知度が上がっていること、リピートオーダーが多く商品信頼性も評価されていることなどによるものと分析。時間外労働が制限される2024年問題を前に、ドライバー不足のソリューションとしての需要も増えているという。
そんな好調なボルボ・トラックの販売で大きな成果を上げたのが、ボルボ・トラック中国を運営するキャリオン(岡山県倉敷市)だ。同社は2000年に当時のインポーター、日本ボルボとディーラー契約を締結。2022年度には日本のボルボディーラーとして初の年間販売台数100台を達成し、これを表彰するためのセレモニーがキャリオン本社で行なわれた。
表彰セレモニーの冒頭、VTSの関原紀男バイスプレジデントは「日本でビジネスをはじめて30年余経つが、年間100台を達成したのはキャリオンが初めて」と称賛。その後、この日のため来日したボルボ・トラックのロジャー・アルム社長からキャリオンの應本一樹社長に記念トロフィーが授与された。
アルム社長は「1年で100台を販売するのは大変なこと。このトロフィーを渡すことをとても光栄に思う。今後はサービス体制をしっかり構築し、お客の満足度を高めることで、繰り返し選んでもらえるようにして、次の100台につなげてほしい」と祝福。
應本社長は「2000年にディーラーを初めて23年が経った。これまでに色々な歴史があったと思うが、過去販売に携わってくれた人がいるから今の結果がある。今後は仲間を信じること、シンプルに考えること、チームを大切にすることの3つを大切にして、次の100台、さらにその次の200台を目指したい」と意気込んだ。