絶対に事故を起こさないという強い意志を持とう!
どーして「トラック=悪者」って前提で報道されてしまうのか、そしてなぜそれが許されてしまうのか? そもそも世間の人からは、「運転手」って職業が良く見られていないワケで、どー思われているかってのは、なんとなくわかります。だから悪者的な報道をされてしまうんでしょうけど。
少し話は変わりますが、トラック運転手の事を「プロドライバー」なんて言うのも、個人的にはよろしくないんじゃないかと思っているんですよ。「プロ」とは「プロフェッショナル」の略で、デジタル大辞林によると、「専門家。本職。職業的・専門家であるさま」とあります。
自分は国際海上コンテナを運ぶ「手段」として大型トレーラを運転しています。海コンに限らず、トラック運転手は何かしらの荷物を運ぶのが「本職」であって、トラックの運転はそのための「手段」です。
荷物を運ぶのが目的なのに「プロドライバー」と言われちゃうのは違和感があるんですよね。レーシングドライバーであったり、テストドライバーであったり、運転自体を目的としている方々を「プロドライバー」と呼ぶのであって、トラック運転手をそう呼ぶのは、個人的にはチョット違うんじゃないかと思います。
自分は「公道上でクルマを運転するのに、プロもアマもないよね」って思っているんですよ。クルマって、ちゃんとした運転をすれば、メーカーの方々の努力もあって、とても便利で快適で安全なモノなんですけど、チョットでも間違えれば、人の命を奪う凶器に変わってしまいます。
その「凶器」に変わってしまうかもしれないモノを、各都道府県の公安委員会から「あなたはクルマを凶器にすることなく、安全に取り扱えそうなので、運転する事を許可します」ってなお墨付きをもらった上で、公道上で運転するワケです。
ですから、運転免許を持ってクルマを運転する全ての人は「クルマを凶器に変えてはいけない」ってな大きな義務があります。
クルマの大きい・小さい、運転の上手い・下手、プロだアマだってのは関係なく、クルマを運転する全ての人は、運転者自身も含め、そのクルマに乗っている全ての人、そのクルマの周りに居る全ての人の命を奪ってはいけませんし、傷つけてもいけません。
「絶対に安全を守らなければならない」って強い意志のもとで、運転しなければならないんです。