プロ・アマ関係なく、運転には最大限の注意を
でもね、事故の報道なんかで一般の人から、トラック運転手に対して「あなた方はプロなんだから事故を起こしちゃいけません」なんて言われちゃうとですね、こー言いたくなっちゃいます。「公道でクルマを運転するのに、プロもアマチュアもねーんだよ!」ってね。
クルマを運転する全ての人が、事故を起こさないよう最大限の注意をはらい、最大限の努力をして運転しなければならないのに、いわゆる「職業運転手」が事故を起こすと「プロなんだから」って言葉で吊るし上げるような風潮がある気がしてなりません。
なので「プロドライバー」って言葉を、自分ら職業運転手に対して使うのはやめてもらえないかなぁって、個人的には思っています。乗用車でもバスでもトラックでもトレーラでも、クルマを運転する人はみんな、同じ義務と責任を負っています。
残念なことに、どーしても事故は起こってしまうものですし、危険はそこら中にウヨウヨしています。でもやっぱり、事故は起こしたくないですし、巻き込まれたくもないです。
クルマを運転する全ての人が、「絶対に事故は起こしたくないし、巻き込まれたくない! 自ら事故の原因になるようなことは絶対にしない! 必ず無事に帰るぞ!」みたいな、強い意志を持って運転するべきだと思っています。
前方だけではなく、ミラーや目視で頻繁に左右や後方にも気を配る。周囲のクルマにブレーキを踏ませるようなことはしない。「危ないかな?」と思うような箇所は、一つ一つ安全確認をして危険を潰して行く。
こんなことだけでも、一人一人の運転者が真剣に行なっていけば事故は減ると思いますし、ニュースになるような重大事故も減るんじゃないかと思います。
自分には、二人の娘が居るんですが、もしね、自分の娘たちが信号を守って横断歩道を渡っているにも関わらず事故に遭ったとしたら、こんなに悲しくて悔しいことはないだろうなぁ……って想像しちゃいます。
歩行者に対する事故は、絶対にあってはならないと思っています。みんなの努力でゼロにしましょうよ。
もちろん、種類によらず、事故はゼロなのが理想です。どんなに頑張って仕事をしても、どんなにマジメに仕事をしても、どんなに評価が高くても、今まで積み上げて来たもの全てが一度の事故で吹き飛びます。運転手のみなさん、最大限の努力をしながら、最大限の注意を払いながら運転をして、日々無事故で頑張りましょう。
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