日産から昨年12月12日に発表されたR32GT-RのEVコンバージョンモデル。元々はファンも多い名機「RB26DETT」が積まれていたこのクルマだが、時代に合わせてEVを搭載してきた! 賛否両論あるみたいだが日産はEVになってもしっかり走りを追求してきたゾ!!
文・写真/ベストカーWeb
■R32GT-RがEVで蘇る!!
昨年12月12日の概要発表時から賛否両論、話題をさらったのがR32GT-RのEVコンバージョンモデルだ。R32GT-Rのキャラクターを決定づけたと言っても過言ではない名機RB26DETTを降ろし、モーター駆動化したのだから、その覚悟たるや、並々ならぬものがある。
あくまでも社内有志によるスタディモデルではあるが、開発を牽引した平久良三エキスパートリーダーは、歴史的価値のあるR32GT-RをEV化するのだから、少なからぬ批判の声が寄せられることは想定していたという。
それでも敢えてEV化したのは「R32GT-Rが当時も今も変わらぬ走りの魅力を感じさせる理由はどこにあるのか?」を分析し、EVで再現することで、20年後、30年後のEV時代にクルマの走りの魅力を伝え残す意義を感じたからだという。
62kWhのリチウムイオンバッテリーをリアリートのあった場所に置いた。モーターは160kW/340Nmを発揮するリーフ用を前後に2基搭載。オリジナルR32GT-Rのトルクウエイトレシオと同等となるようシステムトルクをチューニングした。車重は367㎏重い1797㎏となったが、現代の名工にも選ばれた、R32GT-R開発時のテストドライバー、加藤博義氏が操縦性を評価。R32GT-Rのドライビングプレジャーが再現されているという。
ボディサイズはオリジナルから変更はないが、車重の増加に対応するためタイヤサイズは235/45R18に拡大。オリジナルの16インチのイメージを再現したアルミホイールのため、パット見では18インチだと気がつかなかった。
日産ブースはこのほか市販車を中心とした展示だが、目を惹くのがエクストレイルをベースとしたゆったりとしたくつろぎの空間を演出する提案。1台は現行型をベースにテラスを載せたトレーラーとともにカスタマイズした「X-TRAIL umwind connceput」。もう1台は先代型をベースとした「X-TRAIL remasutered concept」。新たな中古車の楽しみ方を提案する。
さらにキャラバンを災害支援車両にカスタマイズした「DISASTER SUPPORT SPEC.」にも注目だ。
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