2026年WRCラリーUSAに向け、開発が進められているGRカローラ ラリー2が東京オートサロンで世界初公開。しかもいきなりの大爆走デモランに場内は騒然。ドライバーはモリゾウさんかと思ったら、なんとあの方! サプライズだらけで盛り上がりは最高潮に達した
文・写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】ええ、リアウィングでかっ!! GRカローラ ラリー2の衝撃の全貌を一挙に!!!(5枚)画像ギャラリー■2026年のWRCラリーUSAに向けGRカローラ ラリー2を開発中
アメリカマーケットは自動車会社にとってもっとも重要なマーケットのひとつだ。アメリカとWRCは結びつかないと思われるかもしれないが、1988年までオリンパス・ラリーとしてWRCが開催された歴史がある。
そのラリーUSAが2026年アメリカ南部テネシー州の観光地チャタヌーガを中心としたイベントとしてWRCに復活しそうだ。この動きは北米で人気のカローラの知名度をさらに上げる大きなチャンスだ。
GRヤリスでWRCに復帰するや、トヨタとヤリスの知名度が欧州で一気に上がったことが思い出されるが、カローラでWRCに挑戦すれば、カローラシリーズ全体の売れ行きアップが期待できるだろう。
しかし、ラリー1ではなくラリー2なのはなぜか? 「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」を考えるうえで、市販車に近いラリー2のほうが、より大きなフィードバックが得られることが大きな理由だ。さらにラリー2を販売することで、カスタマーモータースポーツのすそ野を拡げ、ラリーの文化を根付かせたいという想いもあるだろう。
【画像ギャラリー】ええ、リアウィングでかっ!! GRカローラ ラリー2の衝撃の全貌を一挙に!!!(5枚)画像ギャラリー■ボディが大きいぶんGRヤリス ラリー2以上の迫力の走り
デモランはいきなり全開! スラロームからスピンターンとやりたい放題。ファンの声に応えるようにタイヤからのスモークがどんどん増えていく。
GRヤリス ラリー2よりもボディが大きく車重もあるぶん見ていて迫力がある。グラベルタイヤを装着し、滑りやすくしているとはいえ、そのコントローラブルな動きはクルマの素性のよさを感じさせる。動きはGRヤリス ラリー2のほうが俊敏だが、どっしりとした落ち着きがあり、懐が深い走りができるのかもしれない。
ゼッケンはスーパー耐久の水素エンジンGRカローラと同じ32番。MORIZOの文字があり、てっきりモリゾウさんが乗っているのかと思ったら、降りてきたドライバーはなんと息子さんの豊田大輔さん。
体調不良のモリゾウさんに代わって急遽代役を買って出たとのことだが、その走りはモリゾウさん譲りのド派手ながら精緻なもの。
「すごく運転しやすくてびっくりしました!」と感想を述べていたが、いきなりこんなに乗れるとは、モリゾウさんも映像を見て、内心焦っているかもしれない!?
デモランはGRカローラ ラリー2に加え、ST185セリカやGRヤリス ラリー2も登場し、ラリーファンにはたまらない時間となった。
モリゾウさんの走りが見られなかったのは残念だったが、GRカローラ ラリー2の走りはいつどこで見られるのか? またひとつ楽しみができたと思うようにしよう。
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