■インテリアでは色使いやマテリアル感を市販車に盛り込むかがキモに
一方、気になるのがインテリアで、パパボクキッチンは凝りに凝りまくったアウトドアキャンプ仕様でウッド調キッチンやパネルなどはほぼ量産化されないはず。ラゲッジのウッド調引き出しや造作物もギアには付かないだろう。
だが、スペーシア標準仕様を進化させたインパネ、特に色使いやマテリアル感は新型ギアに盛り込んでくる可能性大。例えば、ブラック樹脂にオレンジとカーキ色を組み合わせた3トーンインパネは標準がカフェラテ&コーヒー色、スペーシアカスタムがワインレッド&ピアノブラックを盛り込んでいるので充分あり得る。
そのうえでパパボクは助手席前やドアヒジ掛け下にイエロー樹脂を使っていたが、ここまで凝るかどうかはちと読めない。おそらくそこまではやってこないのでは。
ただし、撥水加工は謳ってなかったが、カーキ色ファブリックにオレンジ合皮を組み合わせたコンビシートは新型ギアに入れてくるかもしれない。コイツはオレンジステッチやオレンジタグも施され、かなりオシャレ。これまた新型ギアの武器になるはずだ。
■どこまで「パパボク」のアウトドアテイストを入れてくるか?
一応チェックしたところ、後席軽初のオットマン機能たるマルチユースフラップは新型ギアにも適用。ただし、リアにはオレンジステッチが施されていたがファブリックカラーがブラックだったので前後シート色が異なっている。
一瞬、ここまで凝るか? と思ったが、それは最新マテリアルとカラーコーディネートに凝っている新型スペーシア。前後のツートンシートは新型ギアに盛り込んでくるかもしれない。
あとは新色のアウトドアベージュと樹脂パーツに使ったダークブラウンサテン塗装だが、松原デザイナー曰く、「メタリックベージュの商品化は難しくない」そうで、さらにブラウンサテンカラーを随所に盛り込むと、グレーパーツで勝負してきた旧型ギアとの差別化も図れる。ぜひ盛り込んでほしいものだ。
新型ギアの「丸目ジムニー顔化」は間違いない。あとはパパボクアウトドアテイストをどこまで量産モデルにも入れてくるか? それが最大のキモになってくるはずだ。
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