2年に1度の自動車見本市は今回も注目車続々登場!
東京モーターショー2019が、いよいよ10月25日より一般公開を迎える。通算第46回となる同ショーは、例年と異なり、会場が有明エリアと青海エリアに分散。
これを逆手に取って両エリアをつなぐプロムナード(散歩道)も、ショー会場の一部とするなど、エリアが一体となった「クルマのお祭り」として今までとは違った楽しみ方ができるはずだ。
前回(2017年)は、のべ380の車両が出展されたが、今回も数多くの車両出展が必至。なかでも国産8メーカー(ブランド)で最も注目の1台は?
東京モーターショー2019は、10月25日から11月4日まで一般公開。東京都江東区の東京ビッグサイト青海・西/南展示棟、メガウェブで開催される。チケットは一般2000円(大人)。各プレイガイドにて販売されるが、初の試みとして高校生以下は入場無料となる。
文:永田恵一
写真:編集部、NISSAN、MAZDA、MITSUBISHI、SUZUKI、DAIHATSU
【画像ギャラリー】まだまだ注目車続々!! その他の東京モーターショー出展車は?
【トヨタの最注目車】グランエース
グランエースは、海外向けハイエースをラグジュアリーなビッグミニバンに仕立てたモデルで、2019年11月中に正式発表される。
全長5300mm×全幅1970mmという巨大なボディを持つだけに車内は広大で、シート配列は2人×3列の6人乗りと2人×4列の8人乗りを設定。乗員全員が快適にくつろげるに違いない。
短いノーズに2.8Lの4気筒ディーゼルターボを搭載したFRということもあり、乗り心地や静粛性も含め上質なものになっているという。気になる価格は500万円程度からの見込みとなっており、ニッチながら熱い視線を集めそうだ。
さらにトヨタはグランエースのほかにも新型ヤリス(旧日本名:ヴィッツ)や次期型MIRAIといった市販予定車も出展するので、こちらも必見だ。
なお、トヨタは出展が自社ブースのほか、メガウェブやグランエースが展示されるトヨタ車体などにわかれているので、この点には少し注意が必要だ。
【日産の最注目車】IMk
IMkは、安価なモデルがあれば需要は多いと予想される、EVの軽ハイトワゴン。
主要幹線道路でも使えるプロパイロット2.0の進化版で、車がドライバーのいるところまで迎えに来てくれる「ドライバーレスバレーパーキング機能」など次世代の運転支援機能を搭載。あったら嬉しい機能が満載となっており、実用化が期待される。
車の土台となるプラットホームは新開発のEVプラットホームを採用しており、EVならではのパワフルかつスムースな走りを実現しているのはいうまでもない。
IMkはコンセプトカーとしての完成度が高いこともあり、早ければ2020年中に市販化されるかもしれない。
【ホンダの最注目車】新型フィット
ホンダは、広さなど「これ1台で充分」というコンセプトで大人気となり、基幹車種の1台に成長したフィットの新型モデルが主役。
新型フィットは、これまでの3世代のキープコンセプトながら、スタイルは柔らかで、味を感じるものになる。
パワートレーンは、1.3Lガソリン車と、2モーターの1.5Lハイブリッド(従来型は1モーター+DCT)の2つとなる。運転支援システムや自動ブレーキもホンダセンシングの最新版となり、コンパクトカーではトップクラスの性能となるだろう。
グレード体系はクロスオーバーの「クロスター」が加わり、幅広いものとなりそうだ。噂されていた3気筒1Lターボが登場時に設定されないのは残念だが、途中から加わる可能性も充分あるので、こちらを持つ手もある。
気になる発売は11月下旬が濃厚だ。ホンダブースには市販予定車となるプレミアムなコンパクトEVとなるホンダeと次期アコードも出展され、こちらも見逃せない。
コメント
コメントの使い方