セレナの中古車市場はどう動いたのか?? ドヤ顔新採用で人気乱高下!??

■マイチェンで未使用中古車も大量! セレナを買うならこれ!

 現在、現行型セレナの中古車の流通台数は約2480台と非常に豊富。そのうち、2019年8月のマイナーチェンジ前が約220台。マイナーチェンジ後もすでに約260台も流通しているのだ。しかも、2019年10月時点の流通台数は約1500台だったので、3カ月で約1000台も増えた計算だ。

 その流通台数の増加に伴い、中古車の平均走行距離も約5000kmから約9000kmまで延びている。そして気になる平均価格の推移だが、3カ月前が約263万円で、今月は約259万円とわずかマイナス4万円にとどまっているのだ。

 さすが、人気車! と言いたいところだが、マイナーチェンジ前の値動きを調べるため2019年1月まで期間を長くしてみたころ、2019年1月時点の平均価格は約264万円で、マイナーチェンジ前の7月に約249.5万円という底値を付けた。

 しかし、その後は値上がりし、2019年10月に最高値となる約265万円まで上昇。その後は値落ちに転じて、約259万円まで下がっているのだ。これはどういうことかというと、走行距離の少ない登録済み未使用車が大量に中古車市場に出回ったということを示している。

マイチェン前のハイウェイスター。このモデルの未使用中古車が多く出回っている

 そこで、流通している中古車の年式と走行距離を見てみると、なんと! 2019年式、走行距離500km以下という中古車が、約522台も流通しているのだ。ほかの年式の流通台数が400台に留まっているなか、2019年式の約1100台というのは驚くべき多さ。しかも、その半数は未使用中古車となっているのだ。

 その未使用中古車のグレードを見てみると、2Lガソリンエンジン搭載車が圧倒的で、人気のe-POWERは少なめだ。最も多いのが2.0ハイウェイスターVで価格帯は約230万~約339万円。次いで2.0ハイウェイスターVセレクションIIで価格帯は約210万~約330万円。

 2.0ハイウェイスターVセレクションIIは前期型だが、2.0ハイウェイスターVは後期型だ。ボディカラーも人気の白や黒が多く流通している。一方、人気の高いe-POWERは、最も多いハイウェイスターVでも約26台しか流通しておらず、価格帯は約300万~約407万円で、前後期型が混じっていて、ボディカラーはほとんどがホワイトだ。

 圧倒的な流通台数を誇る2Lガソリンエンジン車に割安感を感じるが、燃費性能や走行性能などの魅力はe-POWERのほうだ。200万円台で後期型の2L車を手に入れれば、例えe-POWERとの燃費差があっても逆転することはなかなか難しいはず。自分の使い方や走行距離を考慮してグレードを選びたい。

【画像ギャラリー】日産のロングセラーにまで成長! 歴代セレナを振り返る

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