スバルWRX STI TYPE RA-R ↑新車価格から89.9万円アップ
■2018年7月発売当時:499万8240円 2020年3月現在の平均価格:575万9000円 新車価格からのアップ率は約15.2%
■最高価格は589.8万円 新車価格から89.9万円アップ。新車価格からのアップ率は約19.8%
2019年12月に生産終了となったスバルWRX STI。ファイナルエディションも価格高騰しているが、2018年7月に限定500台で販売された特別仕様車の「RA-R」も新車時価格を上回る中古車相場となっている。現在、中古車流通台数は3台とさすがに少ない。
スバルの特別仕様車は人気が高く、価格が高騰しやすいのだが、このRA-RはSTI創立30周年記念のコンプリートカーというだけあって、気合いの入り方が半端ない。
まず、車体の軽量化にはじまり、搭載される2L水平対向ターボエンジンは最高出力308psから329psまでパワーアップ。
さらに足回りは専用開発されたダンパー&スプリングを装着し、イン側とアウト側で異なるコンパウンドを採用したミシュラン製タイヤなど、高騰する理由しか見当たらない。
個人的にはファイナルエディションより、こちらのRA-Rのほうが軽量版でスバリストの心を揺るがすスペックとなっており、高値安定は間違いない。

マツダ ロードスターRF 30周年記念車 ↑新車価格から169.6万円アップ
■2019年3月発売当時:430万3800円(MT車) 2020年3月現在の平均価格:573万円 新車価格からのアップ率は約33.1%
■最高価格は600万円 新車価格から169万6200円アップ。新車価格からのアップ率は約39.4%

1989年に登場し、2シーターオープンカーブームを世界中に拡散したのが、初代ロードスター。現在は4代目モデルが販売されているが、累計生産台数が100万台を超えるなど大ヒットモデルとなっている。
このロードスターの誕生30周年を記念して、専用色である「レーシングオレンジ」を纏った特別仕様車の「ロードスター30周年記念車」が2019年3月に発表された。
専用のボディカラーをはじめ、30周年記念の刻印が入ったRAYS社製鍛造アルミホイール、レカロ社製シート、ビルシュタイン製ダンパー(MT車のみ)そしてオレンジ塗装されたブレンボ社製フロントブレーキキャリパーなど専用装備を満載している。
ロードスター30周年記念車は世界限定3000台だが、日本の割当は当初、ソフトトップモデルが110台、RFが40台の合計150台となっていた。
しかし、ソフトトップは2019年4月5日から15日までの商談予約で、販売台数の17倍を超える1900台以上の申込みが殺到。
マツダはHPで「応募頂いたすべてのお客様に30周年記念車(ソフトトップモデル)をお届けできない事をお詫び申し上げます」と謝意を表明した。
予想を超える申込みがあったことを受け、RFの販売台数を当初予定の40台から139台ヘ大幅に増やすことを決定。RFは2019年5月27日から6月10日までウエブでの商談予約を受け付けたが応募者多数のため抽選販売となった。
現在、RFのMT車が2台中古車として流通しているが、最高価格は600万円と新車時価格はるかに上回るプライスが付いている。
専用パーツが満載なうえ、販売台数も少ないことから、値落ちはしづらく、プレミアム価格は長く続くだろう。
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