新型ハリアー登場で相場が動いたか? 盤石の人気を誇るSUVの中古市場はいかに?


新型登場とコロナ禍で割安感が増した

 現在、旧型ハリアーの中古車は約2240台流通している。3カ月前の2020年4月の時点では約2760台流通していたので、徐々に減少しているのは気になるところだ。

 中古車の平均走行距離は3カ月前が約2.9万kmで、今月は約3.1万kmと延びている。

新型ハリアーは2020年4月にプロトタイプのデザインを公開して一気にクルマ界の話題の中心となった。一部モデルはすでに納車まで最大8カ月待ち程度まで長期化

 そして中古車の平均走行距離を見てみると、3カ月前が約260万円で今月は約258万円とほぼ横這いとなっている。

 平均価格の推移をもっと長い1年というスパンで見てみると、1年前の2019年8月時点の平均価格は約271万円。年末までは多少の上げ下げはあるもののその水準をキープしていた。

 しかし年が明けると緩やかに値落ちを開始し、3月から4月にかけて平均価格は20万円近く値落ちしていた。コロナ禍とフルモデルチェンジの影響で旧型のハリアーの中古車相場は一気に割安感が増したということになる。

新型ハリアーは旧型からの正常進化というのがよくわかる。若者から年配まで、幅広い年齢層にマッチするSUVだ

旧型ハリアーハイブリッド(2代目)の中古車情報

マイナーチェンジ後のモデルは横這い傾向

 より詳しく見てみると、2017年に行ったマイナーチェンジ前で最も流通台数の多い2015~2017年式の平均価格の推移は、3カ月前の約253万円から約244万円と9万円の値落ち。 

 いっぽうのマイナーチェンジ後で最も多い2017~2019年式は3カ月、今月ともに約293万円で横這いとなっている。

2017年のマイチェン後のモデルは今後も高値安定傾向にある。逆に旧型の初期モデルは買い替えなどでタマ数が増えるので買い得感は出てくる可能性は高い

 全体的には横這いの動きとなっている旧型ハリアーだが、2017年のマイナーチェンジ前のモデルは値落ちと動きが分かれている。

 さらに旧型ハリアーの中古車の価格帯は、約145万~約520万円と登場から7年が経過しているにも関わらず、100万円以下の中古車は流通していない。

 そのいっぽうで、300万円以上の中古車では現行型では廃止されたターボ車が多く流通しており、今後もターボ車の中古車相場は安定しそうだ。

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