ミラTR-XXの中古車相場は?
それでは、ミラTR-XXとアルトワークスの中古車事情を見ていこう。まずはミラTR-XXから。
現在、ミラTR-XXシリーズの中古車の流通台数は約25台と非常に少ない。1990 年に登場した3代目モデルが約5台。4代目モデルが約20台。
最も人気だった、2代目モデルのTR-XXは流通していないのは寂しいかぎりだ。
3代目のミラTR-XXシリーズはEFIリミテッドとアバンツァートが流通していて、価格帯は約44万~約69万円と約30年前の軽自動車としては破格の価格となっている。
4代目のミラTR-XXは流通台数同様にグレード豊富で、アバンツァート、アバンツァートRそしてアバンツァートR4の3グレードが流通していて、最も多いのがアバンツァートRだ。
価格帯は約21万~約95万円となっており、50万円を超える価格の中古車の比率が非常に高いのが特徴だ。
アルトワークスの中古車相場は?
一方、アルトワークスの中古車は、現行型も含まれているので、流通台数は約200台と豊富。
ちなみに2015年に復活した現行型アルトワークスの中古車の流通台数は約41台で、価格帯は約84.9万~約162.8万円となっている。
そのほかの世代ではさすがに1987年2月に登場した初代の中古車は流通していないが、2代目~4代目は健在だ。
1988年9月に登場した2代目モデルの中古車は流通台数が12台で、価格帯は約23万~約89万円となっている。グレードでは、最上級グレードのRS/Xが大半を占めている。
1994年11月に登場した3代目モデルは中古車の流通台数が91台と非常に豊富だ。
価格帯は約3万~約139万円と幅広く、価格の安い中古車はワークスターボie/sが中心だ。グレード構成は最上級グレードのRS/Zが最も多く、続いてはターボie/s。そしてRS/Z 4WDとなっている。
ターボを搭載したスポーツモデルとはいえ、約25年落ちの軽自動車に100万円以上のプライスが付いているのは驚きと同時にアルトワークスの根強い人気を感じさせる。
そして、1998年~2000年とわずか2年間しか販売されなかった5代目アルトワークスは、中古車の流通台数は約54台と4代目に比べると非常に少ない。
価格帯は約8.6万~約106万円と3代目アルトワークスとかなりクロスオーバーしている。グレード構成はRS/Zが最も多く、RS/Z 4WDが続きこちらはieが非常に少ないのが特徴だ。
価格帯はクロスオーバーしているが、平均価格を見てみると、流通台数の多い3代目は約39万円、4代目は約34万円。そして2代目は約47万円と中古車相場は年式の古いモデルほど高くなっている。
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約30年前に起こった軽パワーウォーズの主役となったダイハツミラTR-XXとアルトワークスの両モデル。
いずれも初代モデルは中古車市場には流通していなかったのは残念だが、それ以降のモデルは手に入ることがわかった。
すでにネオクラシックとしてプレミアム価格化しつつあるので、欲しい人は早く手に入れることをお薦めする。
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