レクサス最古にして最美SUV「RX」の中古がめっちゃお買い得に!!

 現在のレクサスの屋台骨を支えているのはSUVで、下から順にUX、NX、RX、LXと4モデルのプレミアムSUVをラインナップしている。その中でレクサスのSUVとして最も長い歴史を持っているのがRXだ。

 RXは新車販売も好調で、購入したいと思っている人、憧れている人も多いが、ネックとなるのは車両価格で、簡単に手を出せるシロモノではない。

 しかしそんな時に頼りになるのが中古車で、購入に現実味が増す。レクサスの人気SUVでも一番中古車の動きが激しいと言われているRXについて、中古車のタマ数、相場などの変動について萩原文博氏が考察していく。

文:萩原文博/写真:LEXUS

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 RXの中古に新型ハリアーの余波はあるのか!?

初代レクサスRXは1998~2003年にかけて販売された。見てのとおり、初代ハリアーとの違いはレクサスのエンブレムで、日本では販売されていない

 2020年6月に販売開始したミドルサイズSUVの新型トヨタハリアーは、約1カ月で月販販売台数目標である3100台の15倍近い約4万500台の受注があったと発表された。

 SUVブームとはいえ、この絶好調の滑り出しの影響はほかの車種にあるはずだ。

 ハリアーといえば、初代そして2代目モデルまでは海外で展開されていたレクサスRXと同じモデルだった。

2代目RXは2003~2009年にかけて販売。このモデルまではハリアーをRXとして販売。3代目からは別のクルマとして開発された

 2009年にレクサスRXの日本導入により、ハリアーは絶版車となりかけたが、販売現場からの強い要望によって2013年7月に3代目ハリアーが登場。

 レクサスRXとは袂を分け、RAV4ベースの日本専用モデルとなったのだ。

 そして、絶好調の滑り出しとなったハリアーの余波が、もしかするとレクサスRXの中古車市場に及び、値崩れしているのではないかという思いで、現行型レクサスRXの中古車事情を調べてみることにした。

パワーユニットは2タイプ

2015年にデビューしたRXは4代目となる。ドイツ御三家に真っ向勝負を挑んだプレミアムSUVで、先代モデルよりも大型化され価格もアップ

 現行型レクサスRXは2015年10月に登場。セダンの販売が伸び悩むレクサスブランドの中で屋台骨を支えるのがSUV。その中でもRXは売れ筋モデルとなり、レクサスブランドのコアモデルと言える存在だ。

 搭載されるパワートレインは2L直列4気筒ターボ+6速AT、そして3.5L V型6気筒エンジン+モーターのハイブリッドシステムの2種類。

 2Lターボエンジン搭載車はRX200t、ハイブリッド搭載車がRX450hで、装備や外観の違いによって標準仕様、ラグジュアリー仕様のバージョンL、そして走りを磨いたFスポーツの3モデルを用意。

2Lターボと3.5L、V6+モーターのハイブリッドをラインナップ。プレミアム性を重視するならハイブリッドの450hがオススメ

2019年にマイナーチェンジで大きく進化

 駆動方式は2WDと4WDで、Fスポーツだけは4WDのみだった。

 2016年8月にはFスポーツに2WD車を追加。2017年12月には3列シートをもつロングボディのRX450hLを追加するなど人気モデルらしくラインアップを拡充。同時にRX200tの名称をRX300に変更した。

 そして、2019年8月に初のマイナーチェンジを行い、内外装の変更に加えて、RX450hLのサードシートはポジション変更できるようになった。

2017年に3列目シートを備えた450hLを追加。このトップグレードとなる450hLの駆動方式はAWDのみの設定。車両価格は796万円

 また、ボディ剛性を向上させるなど走行安定性を高めている。

 さらに2020年7月に一部改良を行い、運転支援システムのパーキングサポートブレーキとブラインドスポットモニターを全車に標準装備し、安全性を向上。商品力に磨きを掛けている。

 それでは、現行型レクサスRXの中古車相場を見てみよう。

安いモデルが消えたことによる値上がり傾向

 まず中古車の流通台数だが、3カ月前の2020年5月の時点で、現行型レクサスRXの中古車の流通台数は、約730台あった。しかし現在は約550台と200台近く減少している。特に7月から流通台数の減少が顕著となっている。

 そして流通している中古車の平均走行距離だが、4カ月前の約2.9万kmから約2.8万kmとわずかに減少している。しかし実質的には横這いといえる動きだ。

 注目の平均価格の推移だが、3カ月前の5月から流通台数が減少する7月上旬までは約475万円付近を横這いで推移していたのだが、その後は値上がりに転じ現在は490万円まで上昇。しかも現在進行形となっているのは懸念材料だ。

RXはルーフラインの傾斜はあまりないが、ピラーの処理によりクーペルックに見える。Cピラーが分断されているように見えるデザインは斬新

 この値上がり傾向のタイミングと7月の一部改良が重なるので、高年式の中古車が市場に出回ったのかというと、全くその気配はない。

 つまり、価格の安くなった中古車が市場から姿を消し、高価格帯のクルマが市場に残ったことによる値上がりとも言える。

 そこで現在の現行型レクサスRXの中古車の価格帯を見てみると、約330万~約1098万円と高水準となっている。

 そのうち400万円以下のプライスを付けている中古車は約1割の約52台で、人気モデルらしく値落ちがなかなか進まないどころか現在は値上がり傾向となっている。

RXの価格帯は524万~796万円(2020年8月現在)

レクサスRXの最新中古車情報

ターボだから安いというわけではない

最上級モデルの450hLはホイールベースは2790mmでほかと同じながら、全長は110mm伸ばされ5000mmとなる

 グレード構成を見てみると、最も多いのが、約86台の450h バージョンL4WD。続いて約80台の450h Fスポーツ 4WD。そして約74台の450h バージョンL2WDとなっている。

 3列シート車の450hLは約19台とまだ少なめで、2Lターボ車ではRX200t Fスポーツ2WD車が約58台と最も多くなっている。

 ハイブリッド車は豪華仕様のバージョンL、2Lターボ車はスポーティ仕様のFスポーツが中心とモデルによってグレード構成が分かれているのが特徴だ。

2019年のマイナーチェンジで走りが大きくリファインされた。走りにこだわるなら走りの装備を充実させたFスポーツがオススメ

 さらに流通台数の多いグレードの価格帯を見てみると、450h バージョンL4WD車は約348万~約918万円、450h バージョンL2WD車は約350万~約748万円。

 そして450h Fスポーツ 4WD車は約330万円~約855万円、RX200t Fスポーツ2WD車は約390万~約590万円となっており、ターボ車だから価格が安いということにはなっておらず、バリュー感は流通台数の多いハイブリッド車の方が高くなっているのである。

オススメは豪華仕様のバージョーンL

 400万円以下の中古車では走行距離が延びているモノが多いが、登場して5年程度なのでメンテナンスさえしっかりしていれば気にする必要はない。オススメのモデルは本革シートなど豪華装備が充実したバージョンLだ。

 中古車相場は現在も値上がり傾向なので、400万円以下の中古車を狙っているのであれば、市場から姿を消す前に購入するのがベター。 それは今後いつ値落ちに転じるのか予想できない状況だからだ。

RXの中古車選びをする場合、どのモデルがいいか非常に頭を悩ませるが、豪華装備が充実したバージョンLの買い得感が高い

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