現在のレクサスの屋台骨を支えているのはSUVで、下から順にUX、NX、RX、LXと4モデルのプレミアムSUVをラインナップしている。その中でレクサスのSUVとして最も長い歴史を持っているのがRXだ。
RXは新車販売も好調で、購入したいと思っている人、憧れている人も多いが、ネックとなるのは車両価格で、簡単に手を出せるシロモノではない。
しかしそんな時に頼りになるのが中古車で、購入に現実味が増す。レクサスの人気SUVでも一番中古車の動きが激しいと言われているRXについて、中古車のタマ数、相場などの変動について萩原文博氏が考察していく。
文:萩原文博/写真:LEXUS
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RXの中古に新型ハリアーの余波はあるのか!?
2020年6月に販売開始したミドルサイズSUVの新型トヨタハリアーは、約1カ月で月販販売台数目標である3100台の15倍近い約4万500台の受注があったと発表された。
SUVブームとはいえ、この絶好調の滑り出しの影響はほかの車種にあるはずだ。
ハリアーといえば、初代そして2代目モデルまでは海外で展開されていたレクサスRXと同じモデルだった。
2009年にレクサスRXの日本導入により、ハリアーは絶版車となりかけたが、販売現場からの強い要望によって2013年7月に3代目ハリアーが登場。
レクサスRXとは袂を分け、RAV4ベースの日本専用モデルとなったのだ。
そして、絶好調の滑り出しとなったハリアーの余波が、もしかするとレクサスRXの中古車市場に及び、値崩れしているのではないかという思いで、現行型レクサスRXの中古車事情を調べてみることにした。
パワーユニットは2タイプ
現行型レクサスRXは2015年10月に登場。セダンの販売が伸び悩むレクサスブランドの中で屋台骨を支えるのがSUV。その中でもRXは売れ筋モデルとなり、レクサスブランドのコアモデルと言える存在だ。
搭載されるパワートレインは2L直列4気筒ターボ+6速AT、そして3.5L V型6気筒エンジン+モーターのハイブリッドシステムの2種類。
2Lターボエンジン搭載車はRX200t、ハイブリッド搭載車がRX450hで、装備や外観の違いによって標準仕様、ラグジュアリー仕様のバージョンL、そして走りを磨いたFスポーツの3モデルを用意。
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