2019年にマイナーチェンジで大きく進化
駆動方式は2WDと4WDで、Fスポーツだけは4WDのみだった。
2016年8月にはFスポーツに2WD車を追加。2017年12月には3列シートをもつロングボディのRX450hLを追加するなど人気モデルらしくラインアップを拡充。同時にRX200tの名称をRX300に変更した。
そして、2019年8月に初のマイナーチェンジを行い、内外装の変更に加えて、RX450hLのサードシートはポジション変更できるようになった。
また、ボディ剛性を向上させるなど走行安定性を高めている。
さらに2020年7月に一部改良を行い、運転支援システムのパーキングサポートブレーキとブラインドスポットモニターを全車に標準装備し、安全性を向上。商品力に磨きを掛けている。
それでは、現行型レクサスRXの中古車相場を見てみよう。
安いモデルが消えたことによる値上がり傾向
まず中古車の流通台数だが、3カ月前の2020年5月の時点で、現行型レクサスRXの中古車の流通台数は、約730台あった。しかし現在は約550台と200台近く減少している。特に7月から流通台数の減少が顕著となっている。
そして流通している中古車の平均走行距離だが、4カ月前の約2.9万kmから約2.8万kmとわずかに減少している。しかし実質的には横這いといえる動きだ。
注目の平均価格の推移だが、3カ月前の5月から流通台数が減少する7月上旬までは約475万円付近を横這いで推移していたのだが、その後は値上がりに転じ現在は490万円まで上昇。しかも現在進行形となっているのは懸念材料だ。
この値上がり傾向のタイミングと7月の一部改良が重なるので、高年式の中古車が市場に出回ったのかというと、全くその気配はない。
つまり、価格の安くなった中古車が市場から姿を消し、高価格帯のクルマが市場に残ったことによる値上がりとも言える。
そこで現在の現行型レクサスRXの中古車の価格帯を見てみると、約330万~約1098万円と高水準となっている。
そのうち400万円以下のプライスを付けている中古車は約1割の約52台で、人気モデルらしく値落ちがなかなか進まないどころか現在は値上がり傾向となっている。
ターボだから安いというわけではない
グレード構成を見てみると、最も多いのが、約86台の450h バージョンL4WD。続いて約80台の450h Fスポーツ 4WD。そして約74台の450h バージョンL2WDとなっている。
3列シート車の450hLは約19台とまだ少なめで、2Lターボ車ではRX200t Fスポーツ2WD車が約58台と最も多くなっている。
ハイブリッド車は豪華仕様のバージョンL、2Lターボ車はスポーティ仕様のFスポーツが中心とモデルによってグレード構成が分かれているのが特徴だ。
さらに流通台数の多いグレードの価格帯を見てみると、450h バージョンL4WD車は約348万~約918万円、450h バージョンL2WD車は約350万~約748万円。
そして450h Fスポーツ 4WD車は約330万円~約855万円、RX200t Fスポーツ2WD車は約390万~約590万円となっており、ターボ車だから価格が安いということにはなっておらず、バリュー感は流通台数の多いハイブリッド車の方が高くなっているのである。
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