セダンに続きワゴンのツーリングを追加
3シリーズセダンはまず、最高出力306psを発生する2L、直列4気筒ガソリンターボエンジン+8速ATというパワートレインを搭載した330i、日本専用にチューニングされた最高出力184psを発生する2L、直列4気筒ガソリンターボエンジン+8速ATの320iを導入。
そして2019年5月に最高出力190psを発生する2L、直列4気筒ディーゼルターボ+8速ATを搭載する320d xDrive、2L、直列4気筒ガソリンターボエンジンとモーターを組み合わせたPHVシステムを搭載した330eを追加。
そして最高出力387psを発生する3L、直列6気筒ガソリンターボエンジン+8速ATを搭載する最上級グレードM340i x Driveも追加された。
駆動方式は後輪駆動のFRが中心だが、ディーゼル車と直6ターボエンジン搭載車はx Driveと呼ばれる4WDシステムを採用している。
そして2019年9月にはステーションワゴンのBMW3シリーズツーリングを導入した。3シリーズセダン同様の走行性能や安全性に加えて、5人乗車時のラゲージ容量は500L、後席を全て倒すと最大1510Lという利便性に富んだラゲージルームが特徴。
搭載されるパワートレインはPHVを除いた同じ仕様となっている。それでは、現行型3シリーズの最新の中古車事情を見てみよう。
ツーリングはタマ数は少ないが値落ち傾向
【BMW3シリーズツーリング新車価格】
■320i:494万~624万円
■330i:673万円
■320d xdrive:598万~674万円
■M340i xdrive:1012万円
まずはツーリングから。さすがに導入されたのが2019年9月ということもあり、中古車の流通台数は約43台と少なめ。しかし3カ月前の時点では約18台だったので、増加中だ。今後さらに増加する可能性は高い。
流通している中古車の平均走行距離はこの3カ月の間、約3000km付近を横這いで推移しているのにも関わらず、平均価格は3カ月前の約554万円から約533万円へと21万円ほど値落ちしている。
中古車の価格帯は約468万~約800万円と広くなっているが、わずかに500万円を切る中古車も出回り始めているが、走行距離はほとんどが数千キロという高品質車ばかり。
グレードでは圧倒的にディーゼル車の320d xDrive Mスポーツが多く、少しでも安く、早く乗りたい! という人にはオススメしたい。
現行3シリーズセダンが350万円から購入できる!!
【BMW3シリーズセダン新車価格】
■320i:461万~599万円
■330i:617万~647万円
■320d xdrive:573万~649万円
■330e:672万円
■M340i xdrive:985万円
続いては3シリーズセダン。2012年から2019年まで販売された先代3シリーズの中古車の流通台数が約680台に対して、2019年に導入された現行型3シリーズセダンの中古車の流通台数は約340台とわずか1年で先代モデルの半数という豊富な流通台数を誇っている。
それでも3カ月前は約420台流通していたので、減少傾向となっているのだ。
中古車の平均走行距離は3カ月前が約4000kmで、今月は約5000kmまで延びており、この動きに連動して、平均価格も約460万円だった3カ月前から今月は約455万円へと5万円の値落ちとなっている。
現行型3シリーズセダンの中古車の価格帯は約352万~約828万円と新車時価格から下がっており割安感が出ている。
そしてグレード構成は320i Mスポーツが約132台で最も多く、価格帯は約358万~約549万円ですでに400万円以下の中古車も出回っている。
次いで多いのが約117台の320d xDrive Mスポーツで、価格帯は約400万~約570万円と新車価格と比べると200万円も安くなっている中古車もあるのだ。
そして3番目が最上級グレードのM340i x Driveの約24台で新車時価格1000万円近いモデルだけに中古車の価格帯も約688万~約828万円と高めだ。
それでも走行距離が数千キロで、車検期間が短くなっているものの数百万円安いというのは注目しないわけにはいかない。
これはちょうど展示車やデモカーなどが出回ったタイミングということも関係しているかもしれない。
そんな好タイミングということもあるが、現行型BMW3シリーズセダンが320iならば350万円から、ディーゼルターボの320dでも400万円から購入できるというのは見逃せない情報と言えるだろう。
もちろん、ボディカラーやグレードオプション装備など自分の好みどおりのクルマがあればという条件付きだが、新車を考えているならばまずは中古車を探してみると意外な発見ができるかもしれない。
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