2020年9月1日にティザーサイトが開設され、2回目のマイナーチェンジを行うことが予告されているホンダ「オデッセイ」。
詳細はまだ公表されていないが、9月の先行公開情報によれば、外観造形の変更のほか、ジェスチャーコントロール・パワースライドドア(ジェスチャー操作によって車両に触れず開閉できる)や、予約ロック(あらかじめ施錠操作をしておくことで、パワースライドドアなどを閉じた際自動で施錠する)の機能を搭載することにより、使い勝手を向上させるという。
5代目となる現行モデルは、上級モデルのエリシオンとモデル統合されシリーズ初のリアスライドドアを採用するモデルとなり、トヨタ「アルファード/ヴェルファイア」、日産「エルグランド」がライバルとなるフラッグシップモデルとなっている。
ここではマイナーチェンジ目前の「オデッセイ」の中古車事情に迫ってみる。
文/萩原文博
写真/HONDA
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■乗用車ライクな全高の低さと決別した現行型オデッセイ
現行型オデッセイは、2013年11月より販売開始した。エリシオンとのモデル統合により、初代から継承されていたリアヒンジ式ドアを止め、ミニバンでは定番となっているスライドドアに変更。
また、3代目オデッセイから採用された都市部に多い立体駐車場に対応した全高1550mmという優れたパッケージングと決別し、フラッグシップモデルらしい、豪華で広い室内空間を実現したミニバンへと生まれ変わった。
2013年の販売開始以降、オデッセイはまず2015年1月に一部改良を行い、「EXグレード」にオプション設定されていた、運転支援システムをさらに機能を充実させ、「ホンダセンシング」として、一部グレードに標準装備となった。また、2014年10月より販売されている特別仕様車の「アブソルート・20th Anniversary」は「ホンダセンシング」が標準装備され、アブソルート・20th Anniversaryパッケージというカタログモデルとなった。
2016年2月のガソリン車の一部改良時に、2L直列4気筒ガソリンエンジンと駆動・発電を行う2つのモーターを採用した「スポーツハイブリッドi-MMD」を搭載したハイブリッド車を追加。ハイブリッド用のバッテリーを1列目シート床下に配置することで、ガソリン車同様の室内空間とユーティリティを確保しているのが特徴だ。
2017年11月に現行型オデッセイは初のマイナーチェンジを行い、内外装の変更とともに運転支援システムの「ホンダセンシング」が全車に標準装備となった。また「ホンダセンシング」はアップデートされ、新たに歩行者事故低減ステアリング機能を追加。さらにハイブリッド車のアダプティブクルーズコントロール機能には渋滞追従機能が追加されている。それでは現行型オデッセイの最新の中古車事情を見てみよう。
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