ハリアーの新車価格で買える!? ポルシェ名門SUVマカンの中古車を狙うなら猶予なし!!

 SUVブームということでいろいろなメーカーから魅力的なSUVが販売されているが、クルマ好きにとって憧れのポルシェはカイエンとマカンをラインナップ。

 ポルシェのSUVを手に入れたいと思っている人は多いものの、新車価格を考えると誰もが手に入れることができるシロモノではない。

 しかし、新車なら無理でも中古車なら購入できるケースも出てくるからたまらない。これを狙わずしてどうする。

 本企画ではカイエンの弟分であるマカンの中古車最新事情について、萩原文博氏が考察する。

文/萩原文博、写真/PORSCHE

【画像ギャラリー】憧れのポルシェのSUV マカンの4タイプのモデルの内外装を詳しくチェック!!


高額車ほど中古車の醍醐味を堪能できる

マカンのボディサイズは、全長4695×全幅1925×全高1624mmで、全幅はワイドだが人気のハリアーより約45mm短いショートボディ

 中古車購入の醍醐味は「新車の時には高額で手の届かなかった憧れのモデルがリーズナブルな価格で手に入れられること」だ。

 例えば、新車では軽自動車の一部のモデルしか購入できない予算100万円でも中古車ならば選択肢は広くなる。

 しかし、高額車になればなるほど、年式が古かったり走行距離が延びていたりと様々な要因があるが、この選択肢の広さこそ中古車の魅力なのである。

 現在、注目度の高いカテゴリーがSUVだ。中でも2020年6月にフルモデルチェンジを行ったトヨタハリアーは抜群の人気を誇り、現在グレードによっては納車が2021年4月頃と納期が長くなっている。

2020年6月から販売を開始したハリアーの価格帯は299万~504万円と幅広いが、2.0Gレザーパッケージ(FF・371万円)の人気が高い

 新車の車両本体価格が299万~504万円で、人気グレードの2.0Gレザーパッケージ2WD車は371万円で、オプションを追加し諸費用を加えると500万円弱となる高額車だ。

 たしかに、TNGAを採用し、高い走行性能と燃費性能を両立し、シャープなデザインを採用したハリアーは魅力的だが、予算500万円で新車だけでなく中古車まで拡大して探してみると、驚きの車種に行き着いた。それがポルシェマカンだ。

 ここでは予算500万円以下でも購入できるSUVの人気モデル、ポルシェマカンの最新中古車事情に迫る。

マカンは2014年から日本で販売開始

マカンは4タイプがラインナップされていて、すべてエンジンスペックが違う。トップモデルは2.9L、V6ツインターボのマカンターボで1252万円

 ポルシェブランドではコンパクトSUVとなるマカンは、カイエンに続くポルシェが開発したSUVの第2弾モデルとして2014年4月に日本市場に導入された。

 ボディサイズは全長4695×全幅1925×全高1624mm(マカン)でハリアーより全長は約45mm短くワイド&ローのフォルムとなっている。

 グレード構成は最高出力245ps、最大トルク370Nmを発生する2L、直列4気筒ターボ+7速PDKというパワートレインを搭載したエントリーグレードのマカンをはじめ、最高出力354ps、最大トルク480Nmを発生する3LV型6気筒ツインターボ+7速PDKを搭載するマカンS。

 最高出力380ps、最大トルク520Nmを発生する2.9LV型6気筒ツインターボ+7速PDKを搭載するマカンGTS。そして最高出力440ps、最大トルク500Nmを発生する2.9LV型6気筒ツインターボ+7速7速PDKを搭載するマカンターボの4タイプが最新のラインアップとなっている。

 車両本体価格はマカンの737万円~マカンターボの1252万円となっている。

3タイプのエンジンがあり、2.9L、V6ツインターボはチューニングが異なる2タイプのスペック

現在値上がり傾向で1年分の値落ちをリセット

 現在ポルシェマカンの中古車の流通台数は約185台。3カ月前の2020年8月時点では約240台だったので、減少傾向となっている。しかし9月末は約160台まで落ち込んでいたことを考えると、持ち直していると言える。

 流通している中古車の平均走行距離は、3カ月前そして現在も約2.3万kmで横這いとなっている。そして中古車の平均走行距離は約628万円だった3カ月前から徐々に値上がりしており、現在は約690万円へと60万円以上値上がりしている。

リアビューは誰が見てもポルシェとひと目でわかる。リアコンビを真一文字につないでいるデザインはポルシェの最新アイデンティティ

 さらに、1年という長いスパンでマカンの平均価格の推移を見てみると、1年前の2019年11月の時点では約680万円だった。その後は順調に値落ちが進み、2020年6月末には約605万円という直近の最安値を記録した。

 しかし8月になるとそれまでの値落ち傾向から一転して値上がりに転じ、現在は1年分の値落ち額がリセットされるまでに値を戻してしまった。

 結果的に見れば、コロナウイルス感染拡大によりユーザーの動きが鈍かった時がマカンの中古車は買い時だったのだ。この例だけでなく、中古車というのは他のユーザーの動きが鈍いときほど買い時となるのだ。

マカンは全車4WDで、走破性にも優れている。マカンはアウディQ5とコンポーネントを共用するSUVだが、ほとんどがポルシェオリジナル

ポルシェマカンの中古車最新情報

最安の時期は逃したが購入するなら早めがいい

ステアリングセンターにポルシェのエンブレムが燦然と輝いていて、クルマ好きの心をくすぐる。適度なタイト感はスポーツカー的

 現在、185台流通しているマカンの中古車の価格帯は約378万~約1288万円。そのうち新車のハリアーと同じ価格帯となる500万円以下の中古車は約21台流通しているのだ。

 マカンの中古車のグレード構成はエントリーグレードのマカンが約49台で最も多いが、マカンターボが約48台、マカンSが約47台とバランスよく流通している。

 追加されたマカンGTSが約38台、マカンターボパフォーマンスが5台とこちらの2グレードは少なめだ。

 価格帯はマカンが約378万~約880万円、マカンSは約445万~約978万円。マカンGTSは約630万~約1288万円、そしてマカンターボは約458万~約1170万円となっている。

 予算500万円以下の中古車に絞ると、マカンが約10台、マカンSが約9台、そしてマカンターボが約2台という内訳だ。

 ハリアーと同じ、2L直4ターボエンジンを搭載したエントリーモデルのマカンはフロントの軽さを活かした走りが特徴だが、中古車で購入するのであれば、やはりスペックが上回るグレードを狙いたい。

中古車で購入する場合、ベーシックなマカンは当然安くなっているが、最もオススメは3L、V6ツインターボのマカンSで買い得感が高い

 そうなると予算500万円以下の中古マカンで狙い目は3L、V6ターボエンジンを搭載したマカンSだ。しかも2014年式の初期モデルは今年2度目の車検サイクルを迎えるクルマが多く、次の大きな出費となる車検まで2年間乗れるのだ。

 底値となったタイミングは逃してしまったが、輸入プレミアムSUVの人気モデルであるポルシェマカンが350万円から購入できるようになったのは朗報だ。

 ただし、流通台数はまた減少傾向となるか先行き不透明なので、購入するならアクションは早めに起こしたい。

どのモデルもインテリアは本革シートをふんだんに使っていて高級感満点。リアシートは特別広いわけではないが、雰囲気があっていい

【画像ギャラリー】憧れのポルシェのSUV マカンの4タイプのモデルの内外装を詳しくチェック!!

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