先代デイズルークス&eKスペースは今が狙い目 新型登場で大きく値下がり!

■新型登場で価格は値下がり傾向 登録済み未使用車も多数流通

 まずはデイズルークスから。現在デイズルークスの中古車は約4550台流通している。3カ月前の時点では約4800台流通し、2020年9月末にいったん約4000台まで減少したが、持ち直している。流通している中古車の平均走行距離は約2万kmだった3カ月前から現在は約2.3万kmへと延びており、この動きに連動して平均価格は約108万円だった3カ月前から現在は約104万円へと値落ちしている。

 平均価格の推移を1年スパンで見てみると、2月にフルモデルチェンジを行い、大需要期の3月のタイミングでは約116万円の最高値を記録したが、その後は値落ち傾向となり、約104万円まで8カ月で12万円の値落ち幅を記録している。

 先代デイズルークスの中古車の価格帯は約20万~196万円とかなり幅が広くなっている。また、走行距離500km以下で年式は2019年から2020年式といういわゆる登録済み未使用車が約400台流通しているのが特徴だ。

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 先代デイズルークスの中古車のグレード構成を見てみると、約680台でトップとなったのが「ハイウェイスターX」。価格帯は約40万~約165万円となっているが、両側電動スライドドアが装備されているので、利便性は抜群だ。約667台と僅差で続くのは標準車の「Xグレード」で価格帯は約29万~約149万円。ただし50万円以下となると走行距離が10万km超となるので、なかなか手が出しづらい。

 そして第3位がエントリーグレードの「S」の約613台。価格帯は約40万~約125万円で、100万円以上の中古車の大半は登録済み未使用車となっている。このSグレードならば、諸費用を含めた乗り出し価格120万円で新車同等のコンディションで、衝突被害軽減ブレーキの付いたクルマが手に入る。

ハイウェイスターのコックピットには2眼メーターを採用し、スポーティなデザインとした
ハイウェイスターのコックピットには2眼メーターを採用し、スポーティなデザインとした
内装は、ブランド共通のモダンさをもった仕上げとなっている
内装は、ブランド共通のモダンさをもった仕上げとなっている

 一方、先代eKスペースの中古車の流通台数は、現在800台。3カ月前の時点では約1000台流通していたので、約20%が市場から姿を消している。流通している中古車の平均走行距離は3カ月前の約2.2万kmから現在は約2.8万kmまで延びており、この動きに合わせて、平均価格は3カ月前の約100万円から現在は約96万円まで値落ちしている。

 eKスペースもデイスルークス同様に平均価格の推移を1年スパンで見てみると、フルモデルチェンジ後から値上がりが始まり、4月にピークとなる約107万円まで上昇。このタイミングまで走行距離の短い登録済み未使用車が市場に出回ったのだろう。その後は順調に値落ちが進み、8カ月で約11万円と値落ち幅はデイズルークスと変わらない。しかし、人気という点で差があり、eKスペースのほうに割安感が漂っている。

 先代eKスペースの中古車の価格帯は約35万~約178万円。そしてグレード構成を見てみると、標準車の「M」が約73台と最も多く、価格帯は約49万~約117万円でこちらも100万円以上は登録済み未使用車が中心だ。

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 続いて多いのが、衝突軽減ブレーキを装備した「カスタムT eアシスト」の約64台。価格帯は約45万~約160万円だが、デイズと比べると走行距離が10万kmを超えているクルマは少ない。そして三番目に多いのが、「カスタムT」と「G eアシスト」の約60台。価格帯は「カスタムT」が約38万~約113万円。「G eアシスト」は約40万~約109万となっている。

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 こうしてみると、走行距離は多少の差があるが、流通台数が豊富なターボ車と自然吸気車の価格差がグンと縮まっているのがeKスペースの特徴。軽自動車のなかでは車両重量がヘビー級の軽スーパーハイトワゴンなので、ターボ車のアドバンテージは大きい。したがってデイズとeKスペースの兄弟車では割安なターボ車が豊富なeKスペースが狙い目と言える。

 軽自動車は見た目以上に運転支援システムやエンジン種類にこだわって探すほうが、購入後の満足度は高まるはずだ。

【画像ギャラリー】新型もいいけど 先代型が狙い目! 本文未掲載のデイズルークス/eKスペースの魅力を紹介!

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